褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 アイデンティティー(2003) しっかり騙されました 

2013年02月23日 | 映画(あ行)
 ビックリ仰天な結末の映画は多く存在するが、そんな中でも今回紹介するアイデンティティーは観ている者に衝撃的なサプライズを与えてくれる作品だ。大胆に伏線が張られ、巧みに観ている者をミスリードするように仕掛けている。実は俺も作り手に騙されないように、最初から気合いを入れて、先に結末を言い当ててやろうぐらいの意気込みで観ていたのだが、結果はまんまと騙されてしまった。
 しかも、騙されて悔しい気持ちは不思議なぐらいに無く、妙に気持ち良いぐらいの快感を得た気分になってしまった。

 実はこの映画を観るのは3回目。2回目以降は当然のことながら結末を知っているので、どこかに粗は無いかを確認しながら観るのだが、観れば観るほど感心することばかり。巧みな構成、しっかり厳選されたキャスト、斬新的なストーリー展開、巧妙なトリック、二転三転するドンデン返しなどなど、ケチのつけようの無い映画だ。
 よくネタバレ厳禁の映画は1回観ると、2回目以降はつまらなくて観る気がしないと言う人が多いが、本当に良く出来た映画というのは何回観ても飽きないし、面白い。

 さて、そんな何回観ても楽しめる映画のストーリーとは如何なるものか。
 翌日に死刑が執行される死刑囚のマルコム・リバース(プルイット・テイラー・ヴィンス)の再審理が始まろうとしていた。連続殺人犯であるこの男の死刑は当然のように思われたが、実はこの死刑囚はある事情を抱えており・・・
 場面は変わり、大雨の中での交通事故をきっかけにモーテルに11人?の男女が集まっている。大雨のためにモーテルは孤島化してしまい、しかも電話はつながらない。外界との連絡が不可能な中でモーテル内では次々と殺人が行われるのだが、果たして犯人は誰か?そして目的は?生き残るのは誰だ・・・ところが誰もが読めない結末へ転がっていくのだが

 死刑囚の再審理の場面、モーテルでの出来事の場面。交互に描かれる2つの場面が、繋がっていく構成が非常に巧み。人間の考え出すアイデアって本当に凄いモーテル内で起こる連続殺人は、ほとんど怪奇現象の部類。リアリティの欠如に不満を感じる人がいるかもしれませんが、結末が明かされたときにはそんな思いは吹っ飛んでしまうアイデンティティーはお勧めです

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 監督はあらゆる分野で傑作を撮り続けるジェームズ・マンゴールド。この人のお勧めはラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール競演の西部劇3時10分、決断のとき、トム・クルーズ、キャメロン・ディアズ競演の大爆笑アクション映画のナイト&デイなど。

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