褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 シリアナ(2005) なんだ!この題名は?社会派サスペンス映画です

2009年08月06日 | 映画(さ行)
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 私事ですが、事故を起こして色々な箇所を骨折、また肺挫傷を起こしておりましたが、やっと昨日(8/5)から、リハビリを開始しております
 特に今まで左腕を固定していたのですが、まるで使い物にならないぐらい左腕が動きません
 しかし、7/2に事故を起こして以来、約3週間の入院を経てまだ仕事も出来ない状態
 しかも、毎日散歩していますが、かなり体力の低下を感じます
 今の自分の事を書いていても、自分自身つまらないので最近観た映画をまた紹介します
 題名がシリアナ漢字で書くと・・・何か変な意味の字を想像してしまいますが
 もちろんタイトルは英語ですシリアナの意味はアメリカによる中東情勢に対する方向性のような意味です
 アメリカにとって、今世界で最も重要視しているのが、中東情勢だろう
 中東情勢と言っても問題はたくさんあるが、特に石油に関しては、アメリカにとって敏感にならざるを得ない
 まさにこの中東諸国における石油の利害関係を描いた映画が、シリアナ
 しかし、この映画は舞台が中東諸国、アメリカのワシントンなど世界中が舞台になっていて、この映画を理解するには予備知識はあった方が良いまた、場面転換が激しいので2回観ないと人物関係など難しい(僕も2回観ました)
 それでは衝撃的問題作シリアナを紹介しよう

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 CIAの諜報活動員(スパイ)のボブ(ジョージ・クルーニ-)は、中東専門で活動しているが、イランにおいて、小型ミサイルを奪われる失敗をしてしまう
 ボブ(クルーニー)は、一時アメリカへ帰国する
 
 アメリカの大手の弁護士であるベネット(ジェフリー・ライト)は、上司からコネックス社とキリーン社の合併に対して調査するが、様々な財政業界からの圧力を受けてしまっている

 アメリカ資本のコネックス社は某国のナシール王子(アレクサンダー・ジディグ)の政策により、自国の天然ガスの採掘権をコネックス社から中国の企業に移されそうなため、業績が悪化して、アメリカ国内で失業者が多数出てしまう恐れを抱いていた

 これもアメリカ資本のキリーン社は、小さい会社ではあるがカザフスタンにおける石油の採掘権を得て、今後の見通しは明るい
 
 この2国の合併話にCIAも動きだした某国のナシール王子(ジディグ)のアメリカに対する、強行路線に対して・・・その手段は

 一方、スイス在住のエネルギーアナリストのブライアン(マット・デイモン)は、スペインへ某国のナシール王のパーティーに家族で参加するが、息子を事故で亡くしてしまうしかし、その事をきっかけにブライアン(デイモン)はナシール王子(ジディグ)の相談相手になり、またナシール王子(ジディグ)の聡明さに中東諸国の明るい未来を感じた


 しかし、フランス沿岸の船中でコネックス社の重役がナシール王子(ジディグ)の弟に近づいてきた
 某国の王になると思われたナシール王子(ジディグ)だったが、その弟が某国の王位継承の座に就きそうな可能性も出てきたしかも兄とは違い、この弟はアメリカ寄り

 一方、ペルシャ湾岸で出稼ぎに働きに来たパキスタン人のワシームは2社合併の影響を受け、いきなりの解雇宣言を受けるしかも強制帰国まで受けたしかし、ワシームは過激なイスラム原理主義の元を隠れ家にするそして、彼自身も過激なイスラム原理主義にのめり込むその結果は・・・

 一時帰国していたボブ(クルーニー)にCIAとして、ベイルート行きを命じられるその目的はベイルート訪問中のナシール王子(ジディグ)を暗殺する事
 しかし、彼はヒズボラに捕まってしまい、拷問にあうが・・・


 そして、ボブ(クルーニー)、キリーン社とコネックス社、ナシール王子(ジディグ)、エネルギーアナリストのブライアン(デイモン)、ワシーム、弁護士のベネット(ライト)、そしてCIAの陰謀 が、最初は何の関係も無かった人物たちのストーリーが最後に最悪の結末を迎える

 このシリアナは、元CIAの人間が書いた告発文が基になっている
 今までCIAの悪名さは色々な映画にも描かれてきた例えばミッシングという映画があったが、ペルーの軍事政権の転覆に対するCIAの陰謀に巻き込まれた行方不明になった息子を探そうとする父親(僕の好きなジャック・レモンの名演技が光る)の苦悩を描かれていた
 最近ではグッド・シェパードというCIAの出来た由来、そしてキューバカストロ政権転覆を図ったピックス湾事件を絡めた映画もあった
 そしてラッセル・クロウレオナルド・ディカプリオ競演のワールド・オブ・ライズは、まさにCIAの中東(アラブ諸国)に対する作戦が描かれていた点では、シリアナと似ている映画(娯楽性はワールド・オブ・ライズ)の方がある)

 それにしても、今ハリウッド映画は慢性のネタ不足でリメイク作品シリーズ物が多い事を指摘されるが、アメリカのイラク戦争が起こった後に今回紹介したシリアナキングダム(見えざる敵)ワールド・オブ・ライズと、中東諸国を舞台にした映画が次々と作られた
 このように時代に敏感なハリウッドに改めてパワーを感じる
 ところでシリアナだけれど、正直娯楽性よりも社会性を全面に出した映画場面転換と、色々な人物(重要人物が多数)が出てくるので一回観ただけでは頭の中は?だらけ
 CIAや、中東情勢が、わからなければ更に難しい映画に思うかも
 でも、今のアメリカの恐ろしさ、日本人のテロに対する意識の低さをこの映画を観ると感じる部分もあると思うので、観てください

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映画 アルカトラズからの脱出(1979) 男たちの執念を感じさせる脱獄劇

2009年08月06日 | 映画(あ行)
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 最近、パピヨンという脱獄劇を記事にしたけれど、またまた脱獄劇
 どうも、僕は映画だけでなくとにかく脱走する事が好きみたいだ今までの人生を振り返ると、僕の人生は脱走劇場 
 今回の紹介する映画はアルカトラズからの脱出です今やアメリカの観光地になっているアルカトラズ島だが、かつて凶悪犯罪者が投獄される脱出不可能と言われるアルカトラズ連邦刑務所が存在していた

 そして、アルカトラズ島を舞台にした映画にマイケル・ベイ監督ザ・ロックという面白い映画があったが、ロックと言うのはという意味だが、実はアルカトラズ島を指す意味がある
 そんな、脱出不可能といわれるアルカトラズ島からの脱出を試みた男たちを描いたドン・シーゲル監督クリント・イーストウッド主演のダーティー・ハリーの黄金コンビが贈るアルカトラズからの脱出を紹介しよう

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 真夜中に1人の男、モーリス(クリント・イーストウッド)が、護送されてきた彼の護送されてきた理由は、他の刑務所での度重なる脱獄
 モーリス(イースト・ウッド)は、IQ指数が高い事から最初から所長の厳しい目にさらされる
 この刑務所で次第に友人が増えてきたネズミをペットにしている男絵を描くことを趣味にしている男、そして図書係りの黒人でイングリッシュと言う名前の男
 モーリス(イーストウッド)はとにかく今回も寡黙を装っているが、食事の時のスプーンを盗んだり、所長から爪切りを盗んだり・・・
 そして、かつて同じ刑務所にいたアングリン兄弟が、アルカトラズ島に護送されてきた
 このとき、1人ではアルカトラズ島を、脱出できない事を悟っているモーリス(イーストウッド)は、アングリン兄弟と脱獄を試みる

 この脱出劇は、サスペンスタッチに描かれていて面白いそして、派手さが無いのが逆に緊迫感を高めている
特にイースト・ウッドの寡黙な演技が素晴らしい
 そして脱出劇のモーリス(イースト・ウッド)の執念は凄い盗んだ小道具(爪きり、スプーン)だけでなく、知り合った友人を巧みに利用しての脱出
 まさに世の中、不可能な事は無いと言わんばかりの執念をこの映画から感じるね
 
 ところで、今回紹介したアルカトラズからの脱出は事実に基づいた話
 そう言えばパピヨンも事実に基づいた話だった
 しかし、パピヨンは人間的に考えさせられる映画だけれど、今回紹介したアルカトラズからの脱出は、純粋に脱走劇が描かれているだけに、娯楽作品としてみる事が出来るね
 この映画を観てショーシャンクの空にを思い出してしまった

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