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映画史に残る傑作として、第三の男という映画がある僕も大好きな映画で、友情というのは恋愛の前には無力なんだということを、あの映画から感じた
そして、その第三の男を監督したのが、キャロル・リードだが、今回紹介する映画は落ちた偶像という映画です実に子供の純粋さの恐ろしさを描いた映画は多いが、この作品は大人の言うことは絶対だと思い、またそんな子供を利用する大人たちの恐ろしさを描いた傑作です。
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舞台はロンドンの某国の大使館大使は夫人を迎えに、外出するがそれを2階から見送る大使の息子フェリッペ少年広い大使館の中には、召使いのベインズ(ラルフ・リチャードソン)とベインズ夫人(ソニア・ドレスデル)の三人だけになってしまう
フェリッペ少年は、厳格な性格のベインズ夫人(ドレスデル)が嫌いであるが、ベインズ(リチャードソン)の事は大好きだ
フェリッペ少年は、小さな蛇を飼っていて名前をマクレガーと呼んでいるフェリッペ少年は外出する事を、ベインズ夫人(ドレスデル)から固く禁じられていたが、ベインズ(リチャードソン)が外出するのを見て、フェリッペ少年もベインズ夫人(ドレスデル)に見つからないようにベインズ(リチャードソン)の後を追いかける
ところが、ベインズ(リチャードソン)は、数ヶ月前からタイピストとして、働いているジュリイ(ミシェル・モルガン)と逢っていた
ベインズ(リチャードソン)とジュリイ(モルガン)は不倫の仲になっているが、ジュリイ(モルガン)は、このような生活に耐え切れずに大使館での仕事を辞めようとしているベインズ夫妻の仲は、既に冷え切っているのであるフェリッペ少年は、ベインズ(リチャードソン)とジュリイ(モルガン)の話を聞いているが、まだ幼い少年のフェリッペ少年は何の話かよくわかっていない
しかし、ベインズ(リチャードソン)は、フェリッペ少年にジュリイ(モルガン)と隠れて出会っていることを内緒にするように約束させるベインズ(リチャードソン)の事を絶対だと信じているフェリッペ少年は今回のことを内緒にしようとしている
その時ベインズ夫人(ドレスデン)は、フェリッペ少年が飼っていた小さな蛇であるマクレガーを殺すその事に気付いたフェリッペ少年はますますベインズ夫人(ドレスデン)の事を嫌いになる
ある日、ベインズ夫人(ドレスデン)はしばらく大使館から外出しなければいけないことを、置手紙で記していたベインズ(リチャードソン)は夫人が居ない間にジュリイ(モルガン)を大使館の中に呼び、そしてフェリッペ少年と3人で隠れんぼをして遊んでいた
しかし、実はベインズ夫人(ドレスデン)は、この広い大使館の中に隠れていたそして、フェリッペ少年が寝ている所をベインズ夫人(ドレスデン)は、やって来た
ベインズ夫人(ドレスデン)は、フェリッペ少年からベインズ(リチャードソン)とジュリイ(モルガン)の仲を聞こうとするが、フェリッペ少年は口を滑らすやはり、フェリッペ少年はまだ子供だった
そして、ベインズ夫人(ドレスデン)は、二階の窓からベインズ(リチャードソン)とジュリイ(モルガン)の仲を探ろうとするが、足を滑らせて転がり落ちて死んでしまう
その時、窓からベインズ夫人(ドレスデン)が落ちるのを、外に出て見ていたフェリッペ少年は、ベインズ(リチャードソン)が殺したと勘違いしてしまい、フェリッペ少年は、パジャマ姿のまま外へ飛び出し、その姿を不審に思った警察官に保護される
しかし、その時大使館でのベインズ夫人(ドレスデン)が死んでしまった事が、警察の耳に入りフェリッペ少年は、とにかく黙ったままであるこの時警察もベインズ(リチャードソン)がベインズ夫人(ドレスデン)を殺したのではないかと疑いはじめるそして・・・結末は映画を観てくださいしかし、証拠になりそうなベインズ夫人の置手紙を紙飛行機にして、フェリッペ少年がベインズ(リチャードソン)に知らせるために飛ばすシーンは映画史に残る名シーンだと思う
そして大人に翻弄されるフェリッペ少年が、ベインズ(リチャードソン)との約束を頑ななまでに、口を割らないシーンそして、逆にジュリイ(モルガン)から本当のことを話すように言われたり、何の罪のないフェリッペ少年の不安な気持ちをサスペンスタッチで盛り上げるキャロル・リードの演出の素晴らしさ観ていてフェリッペ少年の気持ちの辛さが、身に染みる名作だ
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