今日は、映画『デジタルで甦る永遠の名作ー宋家の三姉妹』を
お友達4人と見に行きました。
1997年制作の香港・日本合作映画です。
中国語に字幕付きでした。
映画のチラシです。
久しぶりに、きれいな中国語を聴きました。
字幕で表せなかった中国語も、聞き取れて
楽しめました。
中国の財閥チャーリー宋の娘として生まれた三姉妹。
長女の宋靄齢(あいれい)は、大財閥の孔煕と、
次女の宋慶齢は、中国革命の父・孫文と、
三女の宋美齢は、中華民国総統の蒋介石と
それぞれ結婚し、中国現代史を動かす存在となっていく
物語です。
特に、次女の宋慶齢に力点が置かれ、慶齢が
父の反対を押し切って日本で挙式する場面や、
孫文が追われ、慶齢も逃避行する途中で
流産するという悲劇が描かれていました。
慶齢に扮する女優さんが、NHK朝ドラの「まれ」の
主人公に似ていると思ったのは、私だけでしょうか。
三姉妹は、夫の立場の違いから対立していきますが、
最後には和解して、それぞれの人生を歩みます。
宋藹齢はアメリカへ、宋美麗は台湾へ行きますが
宋慶齢は、新中国に留まって最期を迎えます。
中国の近代史が、映画を通して良く解りました。
日本に「孫文記念館」があります。
こちらは、2010年10月1日に発行された「旅の風景シリーズ第10集」
の中の2枚です。
切手図は、兵庫県神戸市垂水区の舞子公園内にある「孫文記念館」で、
1915年に建てられた現存する日本最古のコンクリートブロック建築物として
国の重要文化財に指定されています。
こちらは、中国で発行された孫文の切手です。
山東と華北の加刷切手です。
孫文の切手は、各地方で加刷されバラエティが多くあり、
集めるのが至難の業だそう。
孫文切手は中国にはあまりなくて、かえって日本に
多く残っているのだそうです。
こちらは、1986年に台湾で発行された「蒋介石誕生100年」の
記念切手です。
宋家の父親チャーリー宋が、三姉妹を幼い内に、
アメリカに留学させたのは、
間違っていたのかと自問する場面がありましたが、
そうであったからこそ、中国の近代化に貢献できた女性に
育ったのだと思います。
それぞれに、自分の意思を貫いた立派な三姉妹だと思いました。
映画の後、横浜高島屋で開催されている『星の王子さま』展を
見に行きました。
それは、明日、記します。
今日は、ここまで。