5月18日(水)に、「枕草子を読む会」の皆さまと
国立新美術館で開催されている
《ミュシャと草間彌生展》に行ってきました。
私は、9時50分に美術館に到着。
ミュシャ展の前で友だちと10時に待ち合わせる
ことになっていましたが、それどころではなくなりました。
すでに長蛇の列ができていて、友達はどこへやら…。
結局、携帯で連絡を取り合って、
バラバラに絵の鑑賞をすることになりました。
既に前売券を買っていたので、
すぐに入場するための列に並ぶ事ができました。
前売券を購入して下さったTAさん、有難うございます。
けれども、入場制限をしていましたので、
30分位待ってやっと会場に入れました。
これでも早い方でしたよ。
ヤレヤレ。
ミュシャ展ちらしです。
美術館2Fの、ミュシャ展会場入り口で並ぶ人々。
美術館の外で入場券を求める人々の列。
ミュシャ展は、作品が大きいので、
人が多くても充分鑑賞できました。
パソコンで前もって作品の詳細を
調べて行きましたのでよかったです。
一部屋だけ、写真撮影ができる部屋がありました。
こんな具合です。
ミュシャの『スラヴ叙事詩』は、他国の支配を受け続けた
チェコの苦悩の歴史が描かれています。
描かれている人物のこちらを見つめる眼が、
支配の苦悩を物語っています。
こちらは、盲目の老人に本を読んでやっている少年を
描いています。この少年は、ミュシャの少年時代の肖像だそう。
こちらは、『スラヴ菩提樹の下で宣誓する青年たち』という
題名の絵です。この絵は、19世紀から20世紀初頭の
チェコを描いています。
この絵の宣誓する青年たちの顔が描かれていません。
人物の特定をミュシャが避けたと考えられています。
ですが、前の方に描かれている少年少女は、
顔がはっきり書かれています。
左下のハーブを弾く少女は、ミュシャの娘ヤロスラヴァを
モデルにしているそうです。
右側の少年は、息子のイジーがモデルだそう。
最後に飾られている絵は、『スラヴ賛歌』という題名が
付けられています。
『スラブ叙事詩』は、壮大なスラブの歴史を描いています。
とても一口には説明できません。
アールヌーボーの絵の作者であるミュシャとは
違う側面を見せてくれました。
最後の部屋では、ミュシャのポスターが展示されていました。
手持ちの切手が少々ありますので、
展示されていたポスターを切手で紹介します。
こちらは、ミュシャの肖像と、
チェコの一番切手『プラハ城』を表わしています。
プラハ城の切手が全部揃って展示されていました。
私は、本物のプラハ城の切手は持っていません。
せめて上記の「切手の中のプラハ城」の切手を
眺めてなぐさめて居ります。
こちらは、ミュシャの『黄道十二宮』を切手にしたものです。
ミュシャ生誕150周年記念に発行された切手のFDCです。
こちらは、女優サラ・ベルナールの依頼で
ミュシャが描いた『ジスモンダ』のポスターを切手にしたものです。
このポスターでミュシャは名声を博しました。
また、サラ・ベルナールが扮したギリシャ悲劇メディアを
描いたポスターも展示されていました。
この時に、サラ・ベルナールが付けていた
蛇のブレスレットと指輪も展示されていました。
ポスターの腕の部分。
ブレスレットと指輪です。
これもミュシャがデザインしたものです。
本物は、本当に美しかった。
最後にグッズ売り場で買い物をしようと思いましたが、
これまたレジに長蛇の列ができていて、
時間がかかりそうなので、
お買い物は止めました。
出口でお友達4人と出会ってランチにしました。
六本木の東京ミッドタウン「酢重ダイニング六角」で
和風・味噌味カツランチを頂きました。
ボリュームいっぱい。
力をつけて、これから《草間彌生展》に挑戦です。
そちらも、ものすごく混んでいた。
明日、ブログにアップします。