東北関東大震災の後、外出するのが怖くなりました。
と同時に、被災者の方に申し訳ない気がして、
映画を観ることをためらっていました。
けれども、一ヶ月前に
映画『ナルニア物語・第3章アスラン王と魔法の島』の
前売り券を購入していましたので、
思い切って娘と映画を観に行ってきました。
映画館は、春休みもあって混んでいました。
入場券です。
ナルニア国物語は、イギリスの20世紀を代表する児童文学です。
C.S.ルイス(1878~1963)の作品です。
全7巻からなり、神秘の国ナルニアの誕生から滅亡までを綴った
2555年にも及ぶ年代記です。日本でも翻訳が出版されています。
これは、C.S.ルイスの写真です。
映画は、ナルニア国物語の第3章を映画化したもので、
ほぼ原作に近い作品でした。
デズニーらしいスペクタクルを駆使した
ドキドキワクワクの連続で飽きさせません。
現実の世界からナルニア国へ入る入り口として
額縁の絵があります。
この絵から、波が押し寄せて部屋に満ち、ナルニア国へと
導かれます。
主人公は、ルーシーとエドモンドの兄妹です。
それに従弟のユースチス。
お話はネタバレになるので書きませんが、
大人が観ても面白かったです。
丁度、イギリスからナルニアの切手が発行されました。
2010年3月8日の発行です。
上のライオンは、ナルニア国の創造主アスランです。
ナルニアが危機に陥った時に現れて、ナルニアを
正しい方向へ導きます。
原作者のルイスは、このライオンの姿に
キリストを投影していたと言われています。
下の切手は「白い魔女・ジェイデス」です。
悪の女帝です。
エドマンドを誘拐したり、惑わしたりします。
イギリスの児童文学の系譜は、ハリーポッターに
至るまで、似通った一本の筋道があります。
それらが映画になって、広く知れ渡るのも
面白いと思います。
これは、『ナルニア国 第1章のライオンと魔女』の
フレーム切手の表紙です。2008年に日本で発行されました。
第1章は、ナルニア国に通じる入り口として、
洋服箪笥の扉が使われています。
この扉の向こうにナルニア国が広がっています。
こちらが、フレーム切手の中味です。
ライオンのアスラン、主人公のぺペンシー兄妹、
等が切手になっています。
第2章の切手もニュージーランドから発行されていますが、
割愛します。
すっかり「ナルニア物語」に魅了されてしまった私です。
第4章から第7章まで、映画化されるのでしょうか。
是非、映画化して欲しいと思います。