今日から、渋谷Bunkamuraで、ジョン・エヴァレット・ミレイ展が
始まりました。初日でしたが、さほど混んでいませんでした。
入場券です。
ジョン・エバレット・ミレイの自画像です。
ジョン・エバレット・ミレイ(1829-1896)は、イギリスで「ラファエル
前派兄弟団」を創設し、歴史画、風俗画、人物画、風景画のジャンルに
おいて優れた作品を残しています。ロイヤル・アカデミーの会長に選ば
れたばかりか、永世貴族の称号も得ました。
私が、是非見たかった絵はこれ。
シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するヒロイン、オフィーリア
を描いた絵です。実物は、思ったよりも大きくありませんでした。
描かれた草花が、皆、意味を持っています。西洋の絵画は暗喩が多いので
解説が必要だと思いました。うっかりして、解説付きイヤホーンを借りな
かったのを後悔していますが、解説書に少し書いてありましたので参考に
なりました。
この絵はミレイの代表作の一つ「両親の家のキリスト」です。
この絵の基になるスケッチがいくつか展示されていました。
相当、時間をかけて、苦心して絵を描いている様子が伺えます。
これは、ミレイのお嬢さんを描いた絵です。「始めての説教」と
いうタイトルで、教会で緊張しているお嬢さんの様子を描いています。
「二度目の説教」という絵は、同じお嬢さんがうたた寝している様子が
描かれていてほほえましい。
ミレイは8人の子どもに恵まれ、絵のモデルにしました。
他にお子さん達を書いた絵が沢山ありました。
風景画を一つアップします。
これは、ミレイが、愛する次男をチフスで亡くした後に描いた絵です。
「吹きすさぶ風に立ちはだかる力の塔」というテニスンの詩から取った
題名が付いています。右手前のボートを漕いでいる人物は、ミレイ自身
でしょうか。悲しみを吹き消すように力の塔に向かって櫓を漕いでいます。
ここにアップした絵はほんの一部です。
本物は、やはり迫力が違います。
観賞の後、Bunkamuraのレストランで、ランチを戴きました。
「オフィーリア」で描かれている森や水面の緑をイメージした料理です。
これが、メインデッシュ、サーモンのポワレです。これに、ジャガイモの
冷たいスープとデザートの洋ナシのクリーム添え、コーヒー、パン3種でした。
娘と戴きました。美味しかったのですが、男性の方には物足りないかも。
「オフィーリア」は、ロンドン留学中の夏目漱石も観て「草枕」に書いて
います。今日、本物を観る事が出来て感激しました。娘は、この絵を前に
観ています。10年ほど前に日本に来ているそうです。
お食事をしている最中に、雨が降ってきました。帰る頃は止んで日が射し
ていましたが、家に帰り着くと、またもや雷と雨です。
今年の天気は、どうなってしまったのでしょう。
始まりました。初日でしたが、さほど混んでいませんでした。
入場券です。
ジョン・エバレット・ミレイの自画像です。
ジョン・エバレット・ミレイ(1829-1896)は、イギリスで「ラファエル
前派兄弟団」を創設し、歴史画、風俗画、人物画、風景画のジャンルに
おいて優れた作品を残しています。ロイヤル・アカデミーの会長に選ば
れたばかりか、永世貴族の称号も得ました。
私が、是非見たかった絵はこれ。
シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するヒロイン、オフィーリア
を描いた絵です。実物は、思ったよりも大きくありませんでした。
描かれた草花が、皆、意味を持っています。西洋の絵画は暗喩が多いので
解説が必要だと思いました。うっかりして、解説付きイヤホーンを借りな
かったのを後悔していますが、解説書に少し書いてありましたので参考に
なりました。
この絵はミレイの代表作の一つ「両親の家のキリスト」です。
この絵の基になるスケッチがいくつか展示されていました。
相当、時間をかけて、苦心して絵を描いている様子が伺えます。
これは、ミレイのお嬢さんを描いた絵です。「始めての説教」と
いうタイトルで、教会で緊張しているお嬢さんの様子を描いています。
「二度目の説教」という絵は、同じお嬢さんがうたた寝している様子が
描かれていてほほえましい。
ミレイは8人の子どもに恵まれ、絵のモデルにしました。
他にお子さん達を書いた絵が沢山ありました。
風景画を一つアップします。
これは、ミレイが、愛する次男をチフスで亡くした後に描いた絵です。
「吹きすさぶ風に立ちはだかる力の塔」というテニスンの詩から取った
題名が付いています。右手前のボートを漕いでいる人物は、ミレイ自身
でしょうか。悲しみを吹き消すように力の塔に向かって櫓を漕いでいます。
ここにアップした絵はほんの一部です。
本物は、やはり迫力が違います。
観賞の後、Bunkamuraのレストランで、ランチを戴きました。
「オフィーリア」で描かれている森や水面の緑をイメージした料理です。
これが、メインデッシュ、サーモンのポワレです。これに、ジャガイモの
冷たいスープとデザートの洋ナシのクリーム添え、コーヒー、パン3種でした。
娘と戴きました。美味しかったのですが、男性の方には物足りないかも。
「オフィーリア」は、ロンドン留学中の夏目漱石も観て「草枕」に書いて
います。今日、本物を観る事が出来て感激しました。娘は、この絵を前に
観ています。10年ほど前に日本に来ているそうです。
お食事をしている最中に、雨が降ってきました。帰る頃は止んで日が射し
ていましたが、家に帰り着くと、またもや雷と雨です。
今年の天気は、どうなってしまったのでしょう。