今日は風もなく、暖かな小春日和でした。
新聞販売店から、展覧会入場券を貰いましたので、
神奈川県立金沢文庫で開催されている
東大寺特別展へ娘と行ってきました。
カメラを忘れてしまいましたので、
しかたなくガラケイで写真を撮りました。(^_^.)
画像が良くありません。
神奈川県立金沢文庫入口です。
金沢文庫は、鎌倉時代、北条実時によって
創建され、学問好きの金沢北条氏の三代に渡って
膨大な書籍を集積しました。
北条氏の滅亡と共に文庫も廃れましたが、
昭和5年、神奈川県の施設として再興されました。
国宝、重文などを所蔵し、中世歴史博物館としての
役割を果たしています。
金沢文庫に奈良の東大寺から、
幾つかの幾つかの国宝や重文が来て
展示されています。
明日までの展示です。
一番、拝観したかったのは、
このチラシにある国宝・重源上人坐像です。
俊乗房重源の等身大坐像は、檜材で造られています。
写実的で、このようなお方が、現在もおいでになるような
風貌です。
横から見た坐像です。
重源上人は、86歳でお亡くなりになったそうですが、
その直後に、この像は造られたそうです。
前こごみの様子が、お年を感じさせます。
東大寺は1180年(治承4年)、平重衡の率いる軍勢によって
焼かれてしまいました。
その東大寺の復興大勧進職に任じられた重源は、
各地を遊行して寄付を集め、苦労して一山の復興に
盡しました。その労苦が表れているような坐像です。
形骸ばかりではなく、その内面まで写し取ったような
彫刻は、かの運慶かと推測されています。
鎌倉時代に、このような彫刻があったとは驚きです。
展示には、源頼朝書状とか、伎楽面、華厳経の巻子など、
東大寺の宝物が展示されていました。
展示を見た後、図書館にも寄りました。
仏教関係の書物、絵巻物の図鑑、各種基本図書が
ずらりとあり、貸し出しはしていないので、
本がきれいで、痛んでいないので調べ物をするには
良い図書館です。近くだったら、毎日来たい図書館です。
金沢文庫からトンネルをくぐって、称名寺庭園に行ってみました。
称名寺と池です。
称名寺太鼓橋です。
10年以上前、来たときは朱塗りの綺麗な橋でしたが、
現在は、ほどよく古風な色合いになっていました。
池にはカモが多数浮いていました。
称名寺本殿です。
銀杏が半分散っていました。
神奈川県の古木指定の木です。
庭園には、絵を描く人、お弁当を食べている人などが居りました。
トンビが沢山飛んでいました。カラスもいました。
今日は、のどかな心休まる一日を過ごすことができました。