明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

BIB賞に輝く日本の絵本 2009

2010年03月31日 | Weblog

このところ、毎日寒い日が続いています。

さくらも、咲くのを一休みしています。

3月も今日でおしまいなので、

エアコンを付けるのを我慢していましたが

やっぱりスイッチを入れました。

 

Webで「国際子ども図書館」のページを

閲覧していましたら、

今日、3月31日から国際子ども図書館の

メルマガが発行されることを知って、

早速、申し込みました。

興味のある方は、こちらから申し込みができます。

子どもの本の情報を得ることが出来ます。

 

 「国際子ども図書館」のホームページで、

2009年にスロバキアで行われた世界の優れた絵本の

原画に贈られるBIB賞の金牌に、

日本の絵本作家 智内兄助(ちない きょうすけ)氏の

『ぼくがうまれた音』福音館が選ばれているのを知りました。

 次に表示する本です。

 

『ぼくがうまれた音』表紙。

挿絵の一部。

文章は近藤等則氏。

 

お母さんのお腹の中で聞こえていたような、来島海峡の渦潮の音。

空いっぱいの星と満月に光る静かな海の大合唱。  

造船所の船が海に入った瞬間。夏のカキ氷……。

世界的に活躍中のジャズ・トランペット奏者が、

幼少時から耳にして育った音の世界を言語化し、

同郷の画家がダイナミックな絵で表現しました。

子どもの心に響く音と絵が、

華麗な競演を繰り広げる絵本。

 

日本的な文章と絵。

魅力的です。

 

BIB賞のグランプリを取った作品はスロバキアで切手になりますが、

金牌賞は、残念ながら切手になりません。

 

日本でも、児童文学賞などを取った作品を

切手にしたら、内外に日本の文化度を

示すのに良いと思いますが如何でしょうか。

 


ボルゲーゼ美術館展

2010年03月27日 | Weblog

今日は、気温は低く、寒かったのですが、

久し振りに太陽が顔を出しました。

 娘と上野駅で待ち合わせて、都美術館で開催されている

《ボルゲーゼ美術館展》に行って来ました。

上野公園のソメイヨシノは、もうこんなに咲いているので驚きました。

 私の処では、ほんの1分咲き位です。

   

 

都美術館です。 ボルゲーゼ展を最後に、改修のため2年間閉館します。

 

美術館中庭で、オカリナを吹いている人がいました。

美しい音色です。 ヘブンアーティスト・舞歌さん。

            

 

ボルゲーゼ美術館展は、土曜日でしたが、

さほど混雑していませんでした。 

 

ラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》が一番見たい絵画でした。

 

写真を撮ることが許されないので、

購入したポストカードをアップします。

 

この絵は、以前、マントを羽織って

車輪をもっている聖カタリーナ像に作り変えられていました。

後世、修復によって、一角獣を抱く貴婦人像だったことが

判明しました。

聖カタリーナは、キリスト教を信仰したために、

車裂きの刑に処せられた女性です。

一角獣は、貞淑や純潔の象徴でした。

この貴婦人のモデルは誰だったかは判っていないそうです。 

 ハンガリーから、1979年に切手が発行されています。 

使用済み切手です。ボルゲーゼ展の売店で購入しました。

 次に、カラバッチョの《洗礼者ヨハネ》の絵葉書をアップします。 

カラバッチョは、この絵を最後に、

その無頼の生涯を終えるのです。

 

これは、カラバッチョの《果物籠を持つ少年》の切手です。

この絵は、以前、横浜美術館に来た事があります。

 

ボルゲーゼ美術館では、この絵と《洗礼者ヨハネ》は

並んで展示されています。

二つの少年の表情は、ものうげで似通っています。

 

次に、支倉常長の画像をアップします。

支倉常長は、仙台の 伊達政宗の命を受けて、

通商交渉のためにローマに赴きます。

ローマ教皇パウルス5世に謁見しますが、

この絵は、その折に描かれたものです。

右下の犬は、主君に忠実なことを表し、

右上の船は、航海の困難を表しているそうです。

 

結局、通商交渉は成功せず、1620年に帰国しますが、

既に、キリスト教は禁止されていました。

 

 この絵と似た絵を、仙台の博物館で見たことが

あります。支倉常長がローマから持ち帰った品々は、

今は国宝になっているそうです。

 

沢山の優れた絵を鑑賞できて満足しました。

 

帰りに、上野公園の交番前で、ぬいぐるみのピッポくんに

会いました。警視庁のシンボルマスコットです。

薬物の怖さを訴えて、パンフレットを配っていました。

人出は絶えることなく続いていました。

 

 


自分の戒名

2010年03月26日 | Weblog
パソコンの先生のブログに《戒名を作る無料ソフト》が

あると出ていました。

面白い

私も自分の戒名を作ってみました。



(図はクリックで拡大します。)

自分で作ったものでも、痛く気に入っています。(笑)

《源氏物語を読む会》で、戒名の話が出たときに

自分で作っちゃおうか…という事になりました。

このソフトは気に入りました。


戒名は、生きているうちに、

仏教に帰依するという意味で、つける人が居ます。

普段は、仏教徒だという自覚はないのですが、

こうして戒名を付けてみると、

本当ではないにしても、

気持ちが改まります。

ヴェートーヴェンの忌日

2010年03月26日 | Weblog

今日は、お昼頃まではお天気が良かったのですが、

夕方になって、また雨になりました。

 寒い日になりました。

花々も、しぼんでいます。

 

☆  ☆  ☆  ★  ☆  ☆  ☆

 

今日は、ルートリッヒ・ヴァン・ベートーベン(1770~1827)が

亡くなった日です。

 

  

(図はクリックで拡大します。)

日本でも、2005年(平成17年)にヴェートーベンの切手が

発行されました。

この切手は、『日本におけるドイツ』の中の1枚です。

 

肖像画は「荘厳ミサ曲を作曲するヴェートーヴェン」で、

生家である「ヴェートーベンハウス・ボン」所蔵の絵です。

 

(図はクリックで拡大します。)

これは、モナコが1970年に発行した

「ヴェートーベン生誕200年」の切手です。

楽符は「交響曲第9番」の第4楽章「歓喜の歌」です。

日本では、年末に演奏されますね。

 

戦時中、日本では敵性語や音楽は禁じられていましたが、

ドイツは同盟国だったので、ヴェートーベンを聞いたり、

演奏したりすることは許されていました。

 

そのせいか、日本人はヴェートーベンが好きですね。

 

 

 

 

  

  

 

 

 


奈良県のさくら

2010年03月24日 | Weblog

今日は、あいにくの雨になりました。

気温も低くエアコンをつけています。

せっかく咲き始めたさくらも一休みです。

 

インターネットで《万葉集》の映像と音声が

楽しめるサイトを見つけました。

JR東海のサイトで、無料で美しい奈良の風景の写真と、

万葉集の歌の音声が聞こえます。

こちらをクリックしてみてください。

 

あおによし

寧楽(なら)の京師(みやこ)は

咲く花の

薫(にお)ふがごとく

今盛りなり

 

この歌は 、奈良の八重桜にことよせて、

九重の宮中を賛美し、九州の太宰府から

遠く離れた都を思う歌です。

 

 

さくらの花の切手は山ほどありますが、

その中から、奈良県のさくらの切手をアップします。

最近、発行されたものを選びました。

これは1995年(平成7年)に発行された切手を

シール式にして2009年に再発行したものです。

 

これは、2010年(平成22年)2月8日に発行された

地方自治法施行60周年記念切手の中の1枚です。

奈良の大極殿正殿と、さくらの花と蹴鞠の図です。

この場面は、あの柏木と女三宮の悲劇、

『源氏物語・若菜上巻』を思い起こさせます。

 

これは、上と同じ地方自治法施行60周年と

同じシートにある吉野の桜の切手です。

 

さくらは、見るのもつらい時期がありましたが、

春の開放感を感じさせる美しい花です。

今は、少しづつ桜を愛でる気持ちになりました。

 

さまざまな事

  思い出す

     桜かな

        芭蕉

 


春の花

2010年03月23日 | Weblog

今日は、散歩をして花ウォッチングをしました。

さくらの花は、やっぱり咲いていました。

 

まだ、ほんの一分咲き位です。

さくらの見ごろは、週末くらいでしょうか。

さくらは、たちまち散ってしまいますから、

早めにお花見に行きましょう。

 

こんな花も咲いています。

 

これは、三つ葉躑躅です。

 

翁草です。この花が終わると、白髪のような苞が

出てきます。

 

これは、《一人静》です。

そのうちに、たくさん花が咲いて、

いっぱいにぎやかになります。

(それぞれクリックで拡大します。)

 

いよいよ、春。

観葉植物も外へ出しましょうか。

 


桜の開花

2010年03月23日 | Weblog

  ブログを暫くお休みしていました。

お彼岸参りに行ったり、郵趣会があったり

結構多忙でした。

今日から再開します。

宜しくお願いします。

 

3月22日に東京と横浜の桜が開花したそうです。

今年から、気象庁はさくらの開花予想はしないそうです。

でも、開花宣言はしましたね。

例年のように、靖国神社のさくらが、5輪咲いたと気象庁の方が

TVで宣言していました。

 

横浜では、平年よりも6日早く咲いたそうですが、

私の家の周りはまだ咲いていません。

明日から、散歩しながらさくらウォッチングをしましょう。

 

 

これは、この間、大手町ビル内郵便局で勧められて

買ったフレーム切手です。

千鳥が淵のさくらを描いています。

 

これは、切手と同じ図案の絵葉書です。

ソメイヨシノの花が千鳥が淵をいろどって

春の風景を演出しています。

 

 

これは、2009年2月2日に発行された東京都の花に

指定されているソメイヨシノの切手です。

 

               

 

最近、日本の切手がたくさん発行されています。

都道府県の花も、次々と発行され忙しい事です。

また、以前発行した切手を、印刷方法などを変えて

再発行したりしますので、全部、完集しようとすると

大変です。

ボストークの日本切手アルバム第16集を購入して

切手を嵌め込みましたら、ふるさと切手の増刷分が

ないことが判り、スタマガネットで注文しました。

 


サン・マリノの児童書切手

2010年03月18日 | Weblog

今年は、ヨーロッパ各国で児童書の切手が発行されます。

ネットを見ていましたら、サン・マリノから可愛い切手が

3月17日に発行されていることが判りました。

 

この絵を描いたのは、ニコレッタ・チェッコリィさん。

この方です。

1973年、サンマリノで生まれ、サン・マリノで活動しています。

2001年にアンデルセン賞をお貰いになりました。

 これは、絵本《美術館に住む少女を見つめる

女の子》の絵です。

翻訳は、まだない?かもしれない。

魚に乗る少女。切手の絵に似ている女の子です。

これもニコレッタ・チェッコリィさんの本です。

幻想的な素敵な絵です。

 

ニコレッタ・チェッコリィさんの公式HPはこちら

 

             

ところで、日本郵政が3月23日(火)にサンマリノの切手を

発行します。

この切手は、普通の郵便局で買うことができます。

京橋局へ初日印の押印に行きましょうか。

 

   

 

 


海の謎! (逓信総合博物館の催し物)

2010年03月17日 | Weblog

逓信総合博物館・ていぱーくで、

《海の謎!おもしろ王国》という催し物をやっています。

昨日、スロバキアの切手展と一緒に見てきました。

 

先ず、深海郵便局に入ります。

ここでは、ブラックライトでないと見ることができない

特殊なインクを使い、秘密の手紙が書けるというので、

私も特殊ペンで、絵を描きました。

普通で見ると、何も書いていない紙ですが、

青いライトを当てると下の様に絵や文字が見えます。

へたくそな絵ですが…。

 

これは、郵便番号を目に見えないバーコードに変換して、

郵便物に印刷され、行く先別に仕分けするという際に

使われるインクです。

 

スタンプラリーもあって、深海郵便局通行印を押印して

貰えます。

 

 

左上にそのスタンプが押してあるのですが、

見えません。

工作教室もあります。

親子が楽しそうに、海の生物を組み立てていました。

 

テレビで人気の竜馬の衣装を着て、刀を持って

記念撮影ができます。

カメラは自前ですので、お忘れなく。

 

スタンプラリーを6ケ所廻ると、こんものが貰えます。

ペットボトルを入れる袋、来館記念ノート、

シールや竜馬はがき等。

 

春休みにお子様と一緒に楽しめます。

通信についての、様々な知識も得られます。

詳しくはこちらをどうぞ。

入場料は、インターネットで無料の券をダウンロードできます。

 

 

 


スロバキアの切手展

2010年03月16日 | Weblog
今日、遅ればせながら、大手町のていぱーくへ
《スロバキアの切手展》を見にいってきました。

ウィークディとあって、会場は空いていました。




会場入り口です。


スロバキアのお人形です。


こちらはイースターの卵とFDCです。

スロバキアは、1993年にチェコと分かれて独立した新しい国です。
首都プラチスラヴァでは、2年に一度、世界最大規模の
「プラチスラヴァ世界絵本原画展(BIB)」が開催され
切手も発行されています。

日本からも瀬川康男さんの絵本『ふしぎなたけのこ』と
出久根育さんの絵本『あめふらし』がグランプリに選ばれて
切手になりました。


瀬川康男さんの『ふしぎなたけのこ』絵本の切手です。


瀬川康男さんの肖像です。
瀬川さんの絵本は『いないいないばあ、よいおかお』などで
おなじみでしたが、2010年2月18日にお亡くなりになりました。
77歳でいらっしゃいました。ご冥福をお祈り申し上げます。






こちらは、出久根育さんの絵本『あめふらし』のFDCです。
(図はクリックで拡大します。)


出久根育さんは、後述するスロバキアの絵本作家
ドウシャン・カーライに師事して絵本作家になりました。

ドーシャン・カーライは、絵本作家として、
また、切手の原画作家として有名です。

会場には、カーライの絵本の原画が展示されていました。
また、カーライが手がけた、数多くの切手が展示されていました。

その中の1枚をアップします。


(図はクリックで拡大します。)
これは、2000年に発行された、ドウシャン・カーライ画の
『郵便法の歴史』切手のFDCです。


この方がドウシャン・カーライです。

この外にも、沢山のカーライ画の切手が展示されていました。
どれも美しい切手でため息が出ます。

スロバキアの切手は、美しい凹版切手が主流です。
日本ではグラビア切手が多いですね。
最近は、日本の凹版切手にお目にかかりません。
紙幣、パスポート等に用いられてはいますが。

手間ひまかかるのは、最近、発行しないですね。

ドウシャン・カーライの展覧会が、2010年4月24日から
6月27日まで、滋賀県立近代美術館で開催されます。

アンデルセン童話集の挿絵100点が一挙に公開される
そうです。行きたいけれど、ちょっと遠い。

ていぱーく1階の鳴美(切手屋さん)で、
プラスチラヴァ世界絵本展切手のFDCを数枚買いました。
1枚420円でした。

最後に、ていぱーくには郵便局はありませんので、
近くの大手町ビル内局の風景印を取りましたのでアップします。






水廻りの工事

2010年03月15日 | Weblog
リフォームしてから16年経ちました。

最近、次々と水廻りの故障が相次いでいました。

今日、やっとトイレのTOTOウォッシュレットを
交換して、水周りの工事が終わりました。

未来永劫に大丈夫と思っていたのに、大修理・大出費でした。
でも、綺麗になって気持ちがいいです。

工事を頼んだ業者の人がいうには、「機材が新しく改良されているので、
水の節約が出来ますよ。」という事でした。

水は大切な資源です。
大切に使いたいと思います。

スェーデンから、『水と豊かな自然』をテーマにした
ヨーロッパ切手が、2001年に発行されています。


(図はクリックで拡大します。)

このFDCの消印は水滴です。

切手の左半分は、スエーデンの国土の水脈を描いています。
切手の目打ちの部分にも印刷が入っています。

==== ==== ==== ==== ====

転勤先で、断水したことがありました。
バケツを持って給水車から水を運んだことがあります。
どうか、これからも、地震等で断水などに陥らないように
願っています。

昨日の夕方も、福島県沖地震がありました。
こちらも震度3で、相当、揺れました。

皆さまの処は如何でしたか。


春の花

2010年03月14日 | Weblog
今日は、暖かな日でした。
午後9時で、室内温度は19℃。
暖房は要りません。

日中、散歩にでかけましたら、
猩々袴(しょうじょうばかま)の花が
咲いているのを見かけました。

金のなる木も花を咲かせています。
戸外でも、大丈夫です。

水仙も見事に咲いています。




写真は、上から金のなる木、猩々袴、
下へいって水仙の花です。

果物の切手を集めて、葉書を作ってみました。


(図はクリックで拡大します。)

切手の配置がなかなか難しい。
どうにか出来上がりました。

桂林からの葉書

2010年03月13日 | Weblog
漢詩をご一緒に読んでいる友人達が、桂林旅行に出かけ、
YUさんが絵葉書を送って下さいました。


(図はクリックで拡大します。)

3泊4日で、なんと4万円の旅費です。
国内旅行より安い!

桂林のホテルに頼んで、お葉書を出したのが
2月28日だそうです。

ご本人は、とっくにお帰りでしたのに、
葉書が着きません。

やっと、今日、到着しました。

13日、かかっています。

宛名面をアップします。


(図はクリックで拡大します。)

今日、漢詩のお勉強の後、HIさんがビデオも見せて下さいました。

墨絵のような、桂林の景色と、少数民族チュワン族の
踊りや音楽、鵜飼いの様子、お土産物屋さんの様子など、
楽しい画像が一杯。

河で洗濯をしている人々も居ました。
まだ、電気が来ていないそうです。
だから、河も綺麗なんですね。

漢詩の世界を、そのままに良い旅をして来られました。

絵葉書とビデオ、ありがとう。

源氏物語 四十七帖 総角(あげまき)

2010年03月11日 | Weblog
今日は、良いお天気でしたが、風が冷たく
コートは必需品でした。

源氏物語を読む会がありましたので、
横浜中央図書館へ出かけました。

今日は薫(かおる)が、大君(おおいきみ)の許から帰って
大君に手紙を出すところから読みました。

薫は宇治の姫君・大君を心から好きなのですが、
大君は受け入れません。本当は、大君も薫が
好きなのですが…。

宇治市源氏物語ミュージアム所蔵の
伝土佐光則筆の画帖にこの場面があります。


(図はクリックで拡大します。)

この画は、JPの発行したフレーム切手にもなっています。



ところが、原文を読んでいますと、この画は間違いが
ある事が判りました。

先ず、この画の一部をアップしますので、
良くご覧下さい。


この場面は、薫が寄こした手紙を
女房が大君に差し出しているところです。

勿論、平安時代は、郵便制度はありませんから、
使いの者が、手紙を届けるのですが、
恋文は、この様に、季節の植物に手紙を結んで
先方に届けます。
これを、結び文といいます。

原文では、大君に拒否された薫は、
もみじの枝の、片枝だけ紅に染まったものに
「言少なにことそぎて おし包みたまへる」文を
そえて、届けるのです。

つまり、「結び文」ではなく、「包み文」にして届けるのです。

この画では、結び文ですね。

土佐光則は、源氏物語を、よく読んでいなかった?
正確には「包み文」でなくてはなりません。



        



結び文の切手を次にアップします。

これは、昭和55年に発行された「ふみの日」の切手に
JPS横浜旭郵趣会切手展の小型印を押印したものです。

ホワイトデーに、プレゼントに結び文を添えて、
本命のお相手に渡すのは如何

鎌倉の大銀杏が倒れた

2010年03月10日 | Weblog
今日、早朝4時40分ごろ、鎌倉の大銀杏が倒れたそうです。

樹齢1000年で、鎌倉3代将軍・源実朝が、甥の公暁に
暗殺されたと言い伝えられている銀杏です。
公暁が、この大銀杏の陰に隠れて、実朝を待ちうけ
暗殺したので、「隠れ銀杏」と呼ばれていました。

2007年に鎌倉切手展に行った時に、撮った写真が
あります。


画面、左側の木が大銀杏です。



これが、大銀杏です。
(写真はクリックで拡大します。)

この大銀杏には、リスが沢山いました。
小鳥も飛んできて囀っていました。

太い幹はびくともしない様子でしたのに
1000年というお年には勝てなかったにでしょうか。

大変、残念です。

鎌倉の風景印にも、大銀杏の葉っぱが
描かれています。


(図はクリックで拡大します。)
大仏さまの手前の銀杏の葉は、この大銀杏の葉だそうです。

大銀杏が見られなくなって、淋しい限りです。