明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

ボストン美術館の至宝展へ行ってきました

2017年09月27日 | 展覧会

昨日、東京都美術館で開催されている

《ボストン美術館の至宝展》へ行ってきました。

     

チラシ表面です。

この展示の目玉の一つ、ゴッホの郵便配達人ジョゼフ・ルーランと

ゆりがごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人が描かれています。

 

この絵は、色彩が豊で絵の具が美しく、

今、描かれたように綺麗でした。

テレビ朝日で放映したイッセイ尾形の解説が

おもしろいので、是非、ご覧ください。

http://boston2017-18.jp/special/article01.html

このサイトに出演?している指人形が出口に展示されていました。

     

 

 

     

こちらは、チラシ裏面です。

この絵は、英一蝶の「涅槃図」です。

これも、この展示の目玉の一つです。

見れば見るほど興味が湧いてきます。

ちょっと一部を拡大してみます。

     

涅槃に入ったお釈迦様です。

お釈迦様を取り囲んで、お母様の麻耶夫人から、

小動物に至るまで嘆き悲しんでいます。

想像上の動物や仏教の仏たちもおわします。

     

麻耶夫人は、袂で顔を覆っています。

     

婦人や子ども。

     

釈迦の十大弟子の一人、美男子の阿難は悲しみのあまり

気絶しています。

     

迦陵頻伽も捧げものを持って駆けつけました。

     

白象は、ひっくり返って悲しんでいます。

その周囲には、蝉、蛙、亀、蟹、かたつむり、トンボに蝶が

集まって悲しみを表わしています。

    

こちらは、風神・雷神?ですかね。

   

龍までやってきました。

     

こちらは、阿修羅です。

 

この涅槃図は、アメリカのボストンで修復が行われ、

170年ぶりに日本に里帰りしました。

こんなに素晴らしい日本美術があるとは知りませんでした。

感激です。

 

その他、エジプト、中国、フランス、日本、アメリカの美術、

版画写真、現代美術など幅広い展示がありました。

 

ボストン美術館は、国や州の財政的援助を受けずに、

大勢の美術コレクターの寄贈を受けて展示しています。

ここが日本と違うところですね。

 多くの本物の絵画や彫刻を堪能しました。

 

出口に近い所で、ゴッホのルーラン夫妻と

写真を撮れる場所がありました。

カメラを持っていませんでしたので、

同行のTAさんに、ガラケイで写真を撮って貰いました。

     

星型で顔を隠しました。

前に、ボストン犬を挿入しました。

ガラケイですから、鮮明な画像ではありません。

ゴメンください。

 

さて、お昼が過ぎてお腹が空いてきました。

上野公園内にある韻松亭に参りました。

     

韻松亭です。

しばらく待ちましたが、個室のテーブルのお部屋が取れて、

3人で「雪御膳」を頂きました。

     

雪御膳です。

これに茶碗蒸し、豆ごはんが付きます。

お茶は、香ばしいおからのお茶でした。

珍しい!

ご飯とお吸い物はお替りできましたが、

お腹がいっぱいになりましたので、

これで充分でした。

 

今日は、《枕草子を読む会》の方々と

展覧会を楽しみました。

前売券を取って下さった

TAさん、有難うございました。

また、芸術の秋を楽しみましょう。

よろしくお願いいたします。

 

 

     

 


横浜中央郵趣会

2017年09月24日 | 郵趣会

今日は、曇りのお天気でした。

一時に比べると、大分涼しくなりました。

 

横浜中央郵趣会の定例会がありましたので

行ってきました。

出席者は9人。

    

開催通知です。

神子和也会長さんが、

差し出してくださいます。

 

今月は会員の松本氏が、

切手を封書・はがき以外に使用した例を

実物をお持ちになって説明してくださいました。

 

切手で郵便貯金をした例が過去にありました。

     

郵便切手の貯金台紙です。

昭和16(1941)年7月1日に

切手による郵便貯金預入が再開されました。

 

あらかじめ10銭切手(二宮金次郎の図案)1枚が

印刷されている台紙に、10銭切手4枚を貼って

50銭にして預け入れることができたのです。

 

その切手台紙を、松本氏がご持参なさって

見せてくださいました。

 

ふーん。これはベンリです。

今、このような制度があったら、

私は切手でどんどん貯金しようと思います。

が、現在はこの制度はありません。

 

電話料金も切手で払うことができました。

電話の初期1885(明治18)年には、

郵便料金納付のための電信切手がありました。

     

(Webから図をお借りしました。)

 

電信が逓信省に移管されると、郵便切手で

電話料を払うことになりました。

その実例を見せて戴きました。

しかし、1890(明治23)年に、この制度は

廃止になりました。

 

電話料金を切手で払ったと聞いて

吃驚しました。

今、この制度があったらいいなぁと

思います。

 

切手の利用法として、

私は、ゆうバック(郵便小包)を出す時に、

郵便切手をたくさん貼って出します。

郵便局に電話すれば、自宅まで小包を

取りに来てくれます。

クロネコにお願いするよりも、

切手が使えるのでいいですよ。

 

その他、軍事郵便などの実物を

見せてくださいました。

 

また、石井氏が2017年9月1日から

新しく発行された国際返信切手券を

見せてくださいました。

 

国際返信切手券とは、各国の郵便切手と引き換えできる

国際的な金券(クーポン)です。

国際郵便で返信を求める際に受取人に金銭的負担を

書けないようにするために使います。

     

今度の国際返信切手券は、

解りやすい図案で綺麗です。

 

表記は、表はフランス語、

裏面は、ドイツ語、英語、アラビア語、中国語、

スペイン語、ロシア語が使われています。

残念ながら、日本語は使われていません。

 

今日は、様々な郵趣関係について

勉強になりました。

郵趣会は、単に切手を集めるだけではなく、

切手や郵便制度などを介して、日本を始め

外国の様子や、社会情勢を知ることができる

幅の広い趣味の会です。

 

私は、この会に入ってまだ20年しか経っていませんが、

とても見識が広がったと思います。

会のみなさまに御礼を申し上げます。

 


民藝の日本展

2017年09月20日 | 展覧会

今日は、の天気でした。

お彼岸の入りですので

さすがに涼しくなりました。

 

横浜高島屋で開催されている

《民藝の日本展》をASさん、YUさんと

3人で見に行きました。

 

各地の名もない人々が作った

生活必需品が、

こんなに美しいものかと

あらためて見直しましたよ。 

 

     

柳宗悦(やなぎ むねよし)が、収集した民芸品を170点展示していました。

 

写真を撮ることは、禁止されていましたので、

絵葉書をアップして展示物の一部を紹介します。

     

東京都八丈島で作成された黄八丈の着物です。

絹糸を島の植物で染めたて織りあげた100%天然材料の

着物です。~着やすそう。いいなぁ。~

 

     

こちらは、青森県津軽に伝わるこぎん刺繍をほどこした衣裳です。

青い麻布に白い木綿糸で刺しています。

布の目を掬って刺す細かい作業です。

麻の衣裳しか着ることが許されなかった津軽の人々は、

木綿糸で麻布を刺すことによって、温かさと丈夫な衣裳を

作り出しました。

 

 

     

普段使いの小皿の数々も展示されていました。

こうして見ると美しいものですね。

 

     

こちらは、染付秋草文面取壺です。

素朴な壺ですが、味わいがあります。

どんな用途で使われたのでしょう?

 

その外、蓑や竹細工の籠、背負子など、

民具の数々が展示されていました。

名もない人々が作り、

生活必需品として使われ、

今は無くなってしまった品々は、

懐かしさと素朴な美を伝えています。

 

柳宗悦の創設した日本民芸館へ

行ってみたくなりました。

 

                

 

展覧会を見終って、 

高島屋でセールをしていましたので、

それぞれがお買い物をしました。

私は、秋向きの帽子を買いました。

 

お昼が過ぎて、お腹が空きました。

お友達と3人で高島屋で昼食にしました。

     

ビーフシチューです。

ビーフが柔らかくて美味しかった。

 

今日も、よい日でした。

 ご一緒したASさん、YUさん有難うございます。

 

     

 


《ぽすぐま》からお返事が来た

2017年09月16日 | Weblog

今日は、台風18号の影響で雨が降っています。

せっかくの連休もだいなしです。

 

よい事が一つありました。

暑中見舞いを《ぽすぐま》に出すと、

お返事がもらえるというので、

一枚《ぽすぐま》に暑中見舞いを出しました。

そのお返事が、今日到着しました。

     

宛名面です。

 

     

葉書裏面です。

 

《ぽすぐま》に出した暑中見舞いの写真はこれ。

     

7月1日に横浜中央郵便局に来た《ぽすぐま》と記念撮影し、

これを暑中見舞いの葉書に印刷して送りました。

 

さて、《ぽすぐま》ってな~に?

という方には次の絵をご覧ください。

     

《ぽすぐま》は、日本郵便のキャラクターです。

 

2017年9月15日(金)に切手が発行されました。

     

     

《ぽすぐま》は、7人(?)のお仲間がいます。

この切手は可愛いので、気の置けない人に

お便りする時に使いましょう。

 

《ぽすぐま》は、2016年のゆるキャラグランプリの

「企業・その他ゆるキャラグランプリ部門」で

優勝しました。

 

《ぽすぐま》のデザインは、

切手デザイナーの中丸ひとみさんが

お描きになったとか。

とってもかわいいので、

これからも大いに活躍してくださいね。


折本をつくる

2017年09月06日 | Weblog

今日は、パソコン通信教育の日でした。

 

先生にお願いして、《ottee(オッテイ)》という

アプリを使って折本を作りました。

 

前にも、別の方法で折本を作っています。

こちらをご覧ください。

 

折本の作り方はいろいろあるようですが、

《ottee》を使うと楽にできます。

また、PDFを作成して配布できます。

 

まず、基本的な折本を作ってみました。

     

グリム童話 眠り姫の切手を使って

短いお話を書きました。

 

大きくアップします。

     

文字は、《ほにゃ字》を使いました。

     

     

     

     

     

     

     

これから、暇を見てグリム童話の折本をつぎつぎ作って

みようと思います。

 

《ottee》で、すてきな写真集とか和歌集、俳句集を

作って居られる方がいらっしゃいます。

私も「みそひともじ」なんか作って載せようかな?

 

いつも素敵なアプリをお教えくださる

安田法晃先生に、厚く御礼申し上げます。

覚えが悪い私ですが、これからも宜しく

お願い申し上げます。

 


2018(平成30)年の年賀状と年賀切手

2017年09月03日 | Weblog

来年の年賀はがきと年賀切手の意匠が

発表されました。

今上天皇が、平成30年にご退位になるそうですから

平成最後の年賀状と切手になります。

 

年賀葉書と切手は52円でOK.

助かります。

 

先ず、年賀はがきは、私がざっと数えただけでも35種類あります。

エコー・広告付き年賀14種類、ウエブキャラ年賀状14種類

を含めて数えました。まだ、他にもあるかな?)

 

これらを完全に集めることは大変ですが、

郵便葉書を専門に集めている方は、頑張って集める?

 

来年は、戌年ですから、犬のデザインの年賀状が多い。

その内の1枚をアップします。

     

スヌーピー年賀状です。

スヌーピーが年賀状になるのは初めてです。

印面は、ウットストック(酉)からスヌーピー(戌)へ

バトンタッチしたイメージだそう。

     

印面を拡大してみました。

なるほど、スヌーピーが赤いバトンを

引き継いで走っています。

よく考えられています。

 

その外、魅力的な年賀葉書がいっぱいです。

 

次に、年賀切手を見てみましょう。

     

可愛い

52円は、江戸趣味小玩具(笊かぶり犬)。

82円は、とやま土人形。

     

こちらは、3円の寄付金付き切手です。

 

     

こちらは、お年玉小型シートです。

年賀状と寄付金付き年賀切手の当たり賞品です。

年賀状100枚に2枚の割りで当たるそうですが、

なかなか当たりませんねぇ。

 

最近、切手の発行が多いので、

購入を自粛してますが、

このように可愛いデザインをみると、

ついフラフラと買ってしまいそう。

 

必要なだけ買うことにしたいです。

 

 


平安の女性装束ー袿(うちき)姿の女君ー

2017年09月01日 | Weblog

今日から長月に入り急に涼しくなりました。

お昼時に最高気温が25℃でした。

街行く人は長袖を着ている人が多い。

 

 横浜朝日カルチャーセンターで開催された

「平安女性装束ー袿(うちき)姿の女君」の

講座に行ってきました。

 

平安時代の古典の中に袿(うちき)姿の

女君や男君がでてきますが、

解説文だけですと、よく解りません。

そこで、この講座を受講することにしました。

 

講師は、畠山大二郎先生。

愛知文教大学文学部准教授の先生で、

1983年生まれのお若い新進気鋭の先生でいらっしゃいます。

     

和装のお姿でお出ましになりました。

(Webからお写真をお借りしました。)

 

先ず、女性装束の変遷をお話くださいました。

印象に残ったのは、高松塚古墳の女性像のお話です。

     

高松塚古墳の女性像です。

(Webから図をお借りしました。)

この女性像は、胡服(ユーラシア大陸の内陸部から北方全域へ

広がった遊牧騎馬民族由来の衣服)だそうです。

特徴は、二部式・筒袖・左衽(さじん)の服装で、襟は左前です。

上の絵の真ん中の赤い服の女性の襟は左前ですね。

なるほど、気が付きませんでした。

 

先生のお話では、襟を左前にした理由は、

騎馬民族は弓を使うので、

襟に手が引っかからないようにするためと仰いました。

日本の和装は刀を使う時に左前だと手が襟に引っかかるので

現在のようになったということです。

…なるほど。 

始めて知りました。

 

さて、袿(うちき)の説明ですが先生のプリントは、、

白黒プリントでしたので、カラーに変えて

自分用の説明を作ってみました。

     

こちらは、国宝・源氏物語絵巻 宿木一の復元模写図をスキャンして

トリミングし、そこに先生の説明図を書き入れました。

     

袿は、「うちきるもの=はおって着るもの」からきた名称です。

袿姿は、褻(け)の装束で晴れの装束ではありません。

日常に着る装束です。

 

もう一枚は、同じ源氏物語絵巻 宿木一の復元図で、

今上帝と薫が碁を打っている場面です。

     

帝は、白い袿を着ています。

(この場面は、帝が娘の女二宮を薫に嫁がせたいとお思いになって

 薫と碁を打ち三番勝負に勝った薫に、女二宮の降嫁をほのめかす

 場面です。帝は日常着の袿を着ています。)

 

宿木一の全体図は、こちらです。

     

テキストの折り目が真ん中に入ってしまいましたが、

本来は一枚の絵です。

 

袿の説明の多くは、文章のみで解りにくかったのですが、

先生のご説明でよく解りました。

 

また、先生は源氏物語絵巻に描かれている直衣の

生地を復元なさって、見せてくださいました。

三重襷という織りです。

 

三重襷を描いた源氏物語絵巻図をアップします。

     

こちらは、平成20年に発行された「源氏物語一千年紀」切手の

自作MCカードです。

「国宝・源氏物語絵巻 鈴虫」の切手に合わせて作成しました。

これですと絵が剥落してはっきりしませんので、

復元された絵をMCにしました。

     

 

冷泉帝と源氏の部分を拡大します。

     

二人のお召し物が三重襷の織りの直衣です。

 

     

こちらが、三重襷の図です。

 

先生は、この三重襷を復元して

お見せくださいました。

実物は、縠織(こくおり)といって、

お米粒のようにブツブツしていて

布地は、ゴワゴワしています。

 

源氏物語絵巻には、

この縠織の直衣を着た男君が

多く描かれています。

 

手の込んだ美しい織物でした。

 

この講座に参加して、

平安時代の古典への理解が

一段と深まりました。

 

次の「平安女性の装束・細長」の講座は、

朝日カルチャーセンター横浜で、

平成29年12月16日(土)に開講されます。

これにも行ってみたいと思っています。