上記、FDCは、平成17年1月11日に、神戸市で開催された
災害予防をテーマとする国連主催の会議を記念して発行された
ものです。図柄は、江戸時代の錦絵「難儀鳥」をもとにデザイン
され、被害にあった職業の人々の道具で構成された難儀鳥と
呼ばれる架空の鳥が、古来地震のもととされるナマズを
捕まえているところです。
7月16日に発生した新潟県中越地方を中心とした地震は、震度6強
を記録しました。死者9名、負傷者は1088人、住宅は全壊342棟、
半壊97棟に及びました。今日は雨になりましたので、被災者の方は
本当に大変だと思います。心からお見舞い申し上げます。
私も1978年(昭和53年)、転勤先の仙台市で、宮城県沖大地震に
遭いました。この時は、マグニチュード7.4(震度5)でしたから
今回の新潟地震の方が規模が大きい事になります。
ですが、死者16人、重軽傷者10.119人、住家の全半壊4385戸で、
新潟よりも遥かに被害が大きかったのです。
この地震は、当時の人口50万人以上の都市が、初めて経験した都市型
災害でした。
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都市で地震が発生すると、被害が大きくなる例です。
その後、神戸大地震が起きて、その被害が甚大であった事は記憶に
新しい処です。
宮城県沖大地震の時は、17時14分に発生しました。まだ、夕食の準備は
していませんでしたので、揺れが起こるとすぐに玄関の戸を開けるべく
玄関に出ましたが、そこで、揺れがひどくて立っていられなくなり、
立ち往生していました。台所の方では、ハッチが全て開いて、食器や
調味料など、すべてがすべり出て、壊れる音がしていました。風呂の
水槽に汲み置きした水が、揺れのために半分こぼれてしまい、漬物石が
ピョンピヨンと跳ねました。大事にしていた茶道の道具も赤楽茶碗が
壊れました。茶道のお釜もひっくり返っていました。
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夫は、まだ職場にいましたが、後で自分の席をみると、後ろの棚に
飾ってあった大きなコケシが、椅子の上に落ちていたそうです。
そこに座っていたら、頭を直撃されたでしょう。
この経験から、戸棚は壁に固定する、ピアノも壁に固定する事にして
います。が、冷蔵庫は固定していません。
地震の来ないことを祈って生活しています。
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