「源氏物語一千年紀」記念切手の耳紙に描かれた
「若紫巻」の図が、詳細に説明されている本があります。
国文学研究資料館発行『源氏物語 千年のかがやき』です。
A4版、カラー刷り、168P の本です。
出版社:思文閣出版。定価:1990円(税別)。
内容は、切手の耳紙になった『源氏物語団扇画帖』の絵入り
説明図と解説、他の源氏絵の名場面、源氏物語の異本、
源氏物語はどのように鑑賞されたか、世界文学としての源氏
物語など、多彩な源氏物語の解説本です。
こんなに内容が豊富で、このお値段とはお安いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/44/c160019c40198a2472402e051a01b047.jpg)
切手の耳紙になった「若紫」の絵です・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/30/9ad35b10a297862d4fbb61ec6dce6c33.jpg)
この絵は団扇型の源氏絵が54枚貼られた手鑑帖に中の1枚で
新出・未公開の源氏絵です。
私は、これまで見た事のないこの絵を見て、絵の中の人物の
特定を、源氏物語の原文から類推していました。この絵に似た
場面を描いている源氏絵は、外にもありますが、ちょっと違い
ます。
その疑問が解けました。そして、私の推測がそう間違いのない
事が解かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/18/b829387526359d15db6433e515838d3d.jpg)
記念切手の特印が、この絵の中の光源氏と若紫を描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/55/5e22411107affa1ad2f93dc4924808d0.jpg)
この図は、国宝源氏物語・柏木二の場面です。
女三宮(光源氏の妻)の出家を聞いて、一層重態に陥った
柏木の病床を夕霧が見舞っているところです。
記念印は「源氏」にしました。
絵は、五島美術館で2000年に開催された『国宝源氏物語絵巻』
図録からお借りしました。(個人使用です。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/49/c9a3ae9143d654f0fbe99f48a6083378.jpg)
これは、上の図と同じ場面ですが、復元された絵を使わせて
頂きました。絵は加藤純子さん製作です。
やはり五島美術館で2006年2月に開催された『よみがえる源氏
物語展』の図録から、絵をお借りしました。(個人使用です。)
記念印は若紫を押印して戴きました。
国宝源氏物語の絵は、剥落がひどく、絵が描かれた当時の様子
が分らなくなっています。今回、復元されて、思いもかけない
源氏絵の詳細が解かりました。
源氏物語をグループで読み始めてから、13年目に入りました。
ますます源氏物語の魅力に取り付かれています。
光り輝く源氏もいいですが、晩年のボロボロになった源氏も
好きです。
自分自身が、年を取ったせいでしょうか。
「若紫巻」の図が、詳細に説明されている本があります。
国文学研究資料館発行『源氏物語 千年のかがやき』です。
A4版、カラー刷り、168P の本です。
出版社:思文閣出版。定価:1990円(税別)。
内容は、切手の耳紙になった『源氏物語団扇画帖』の絵入り
説明図と解説、他の源氏絵の名場面、源氏物語の異本、
源氏物語はどのように鑑賞されたか、世界文学としての源氏
物語など、多彩な源氏物語の解説本です。
こんなに内容が豊富で、このお値段とはお安いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/44/c160019c40198a2472402e051a01b047.jpg)
切手の耳紙になった「若紫」の絵です・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/30/9ad35b10a297862d4fbb61ec6dce6c33.jpg)
この絵は団扇型の源氏絵が54枚貼られた手鑑帖に中の1枚で
新出・未公開の源氏絵です。
私は、これまで見た事のないこの絵を見て、絵の中の人物の
特定を、源氏物語の原文から類推していました。この絵に似た
場面を描いている源氏絵は、外にもありますが、ちょっと違い
ます。
その疑問が解けました。そして、私の推測がそう間違いのない
事が解かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/18/b829387526359d15db6433e515838d3d.jpg)
記念切手の特印が、この絵の中の光源氏と若紫を描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/55/5e22411107affa1ad2f93dc4924808d0.jpg)
この図は、国宝源氏物語・柏木二の場面です。
女三宮(光源氏の妻)の出家を聞いて、一層重態に陥った
柏木の病床を夕霧が見舞っているところです。
記念印は「源氏」にしました。
絵は、五島美術館で2000年に開催された『国宝源氏物語絵巻』
図録からお借りしました。(個人使用です。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/49/c9a3ae9143d654f0fbe99f48a6083378.jpg)
これは、上の図と同じ場面ですが、復元された絵を使わせて
頂きました。絵は加藤純子さん製作です。
やはり五島美術館で2006年2月に開催された『よみがえる源氏
物語展』の図録から、絵をお借りしました。(個人使用です。)
記念印は若紫を押印して戴きました。
国宝源氏物語の絵は、剥落がひどく、絵が描かれた当時の様子
が分らなくなっています。今回、復元されて、思いもかけない
源氏絵の詳細が解かりました。
源氏物語をグループで読み始めてから、13年目に入りました。
ますます源氏物語の魅力に取り付かれています。
光り輝く源氏もいいですが、晩年のボロボロになった源氏も
好きです。
自分自身が、年を取ったせいでしょうか。