今日、東京国立博物館で開催されている《鳥獣戯画展》へ行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/cf/893002e70f3cb5d6416a9a1d2534ff87.jpg)
東博です。
この本館の左を通って平成館へ。
今日は、曇りで薄日が射す程度。
そんなに暑くないので助かりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/30/e7a38615a37586d90507aadf9d2b65c8.jpg)
平成館へ行く途中の看板です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/2f/f1c4bb37202156fc3e92caf3604c4427.jpg)
平成館の前の池には、鳥獣戯画の模型がありました。
右側のうさぎは、鼻をつまんで、後ろ向きに池にダイブしようとしています。
午前11時に到着しましたら、長蛇の列が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/a7/689820d5cbdebc57298c8dd0906183d2.jpg)
これから館内に入って、そこでまた待つのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/77/d523854627b585d9c59bebfe5c2147ad.jpg)
やっと館内に入りました。チケット半券です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/30/3defa9dafef732f65335cced2f9ed5dd.jpg)
ここで、更に鳥獣戯画の甲巻を見るのに、150分待ち![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
私は、甲巻を見るのをあきらめ、乙、丙、丁の各巻を見ることにしました。
こちらは待たずに入れます。
ここでは、高山寺の再興に力を尽くした明恵上人の伝来の物や、
国宝・鳥獣戯画と並んで国宝の華厳宗祖師絵伝を見ることができました。
甲巻を見なくても、充分に楽しめました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/cd/001a92a69d13e42467c9c2fb347ef086.jpg)
こちらは、有名な国宝・明恵上人の樹上座禅像です。
左上にリスが描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/82/3972f8587e9bb119f36d9a6547df63c6.jpg)
明恵上人は、動物がお好きだったのかも…。
残念ながら、この絵は前期の展示でしたので、見ることはできませんでした。
(図録から、お借りした画像です。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ad/9288be68ba20a7816e37aa3e86db801d.jpg)
こちらが、後期展示の明恵上人坐像です。
右上に、やっぱりリスが描かれています。
また、左上に月が描かれています。
明恵上人の歌「あかあかや あかあかあかや あかあかや
あかあかや あかあかや月」を連想します。
この歌は、川端康成がノーベル賞を受賞した記念講演で、
紹介された歌なので覚えておりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/2d/3c6c9363636a13d2f3f7fca0b6dd822f.jpg)
こちらは、明恵上人がお傍に置いて愛玩していた子犬の像です。
目にはガラスがはめ込まれて、可愛らしい子犬です。
鳥獣戯画は、誰の作が、高山寺にどのようにして伝わったか
判らないそうです。
もう一つの国宝絵巻・華厳宗祖師絵伝の展示もありました。
こちらは、じっくりと拝見しました。
新羅国の華厳宗の祖、義湘と元暁の事績を描いた絵巻物で、
物語を追って絵巻を見ていきますと、
はらはらしたり、驚いたり。
波乱万丈の旅をして無事、ありがたいお経を唐から持って帰り、
国王のお妃の病気も、お経のお蔭で全快しました。
めでたし、めでたし。
というあらすじです。
ここまで、約3時間かかりました。
甲巻の人たちは、まだまだ、列に並んでいます。
皆さん、うんざりしたような様子でした。
ここで、一休みすることにしました。
上野精養軒が1Fに出店しています。
文人が好んだというハヤシライスを頂きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/16/ff7a6a4f9f0824174c3b985663199273.jpg)
美味しかったですよ。
さて、お土産を買いましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ab/f42d2ea7e7a183f367f275f07c6434e8.jpg)
購入したお土産の一部です。
先ず、図録。
白い布の上に金文字の箔押しをした豪華本です。
それから、おたべのケーキ、
お便りを書ける団扇。
手拭い2本。
はがき。
竹製の栞。《今、読んでいる枕草子第二十段に
竹の栞・夾算(きょうさん)が出てくるので、
求めました。》
家に帰ってから、2011年に横浜で開催された日本国際切手展
のロゴと切手が鳥獣戯画だったことを思い出しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/81/dd2be68f3a92255815871b7ebcea7e5d.jpg)
私が作成したFDCです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d3/9676c90c66853eda05e7e4b4dfce8ec9.jpg)
こちらは、キラキラ切手です。
スキャンしますと黒くなってしまいましたが、
本物は美しい切手です。
最後に見ることができなかった鳥獣戯画の一部をネットから
お借りしたので、ここにアップします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/fe/47844b9ce8121e3650117cd3b9af65bf.png)
うさぎが鹿に乗って、川を渡っています。
甲巻は見ませんでしたが、甲巻の断簡を見ることができました。
筆の走りが、生き生きとしていて動物たちを描いています。
やっぱり、素晴らしい。
本物は、迫力が違います。
鳥獣戯画展に行って良かったと思います。
もうちょっと頑張って、甲巻も見たらよかったかな?
でも、そうしたら、今頃、のびていたでしょう。
このブログも書けなかったと思います。
甲巻を見なくても、楽しめました。
チケットをくれた娘に感謝。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_smile.gif)