明るく楽しい日々を願って。

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錦絵になった源氏物語

2011年02月01日 | Weblog

今日は、横浜ランドマークタワーの16階にある

NHK文化センターへ行って来ました。

早稲田大学名誉教授の中野幸一先生の

 『錦絵にみる江戸の人々の源氏物語の楽しみ方』という

講座を聴講してきました。

 

     

今日のランドマークタワーです。

良く晴れていましたが、風が冷たかった。

 

ランドマークタワーの教室は、全く外が見えません。

聴講生は40人位。

熟年女性が多いです。

源氏物語の熱心なファンが、こんなに多いとは。

 

先生は、プロジェクターを使って錦絵の説明してくださいました。

 

えっつ

これが源氏物語の絵

と吃驚する絵ばかりを沢山拝見しました。

先生の用意してくださったプリントには、絵がなかったので、

Webから似た絵を探してアップします。

     

これは「源氏見立八景之内 夕霧落雁」の錦絵です。

(太田記念美術館から、図をお借りしました。)

 

江戸時代には、源氏物語を江戸の風俗に見立てて描いた

「見立絵」が流行しました。

 上記の絵は、江戸時代のベストセラーであった

柳亭種彦の『偽紫田舎源氏』の錦絵です。

 

源氏物語の錦絵は、男性のちょんまげが、

「海老茶先」という特別な結い方をしているので

判別がつくそうです。

上記の錦絵も、頭の前方の髪の毛が海老のように跳ねています。

 

また、絵のどこかに源氏を象徴するものが描かれているそうです。

例えば「源氏香」とか。

 

源氏物語の錦絵は、2000点にも上るそうですが、

すべて解明しているわけではありません。

今迄の源氏物語の研究家は、

源氏物語の錦絵・浮世絵を、ほとんど無視してきました。

庶民に源氏物語を伝えた功績は大きいのに、

源氏物語の享受史の中で欠落してしまったのです。

 

今迄、疑問に思っていた事が、氷解しました。

源氏物語の絵と称するものの中に、

けったいな絵があるのを見た事があります。

今日の、先生のご講義で良く解りました。 

 

源氏物語を読む上で、また一つ錦絵を鑑賞する

楽しみが増えました。

 

帰りにランドマーク郵便局によりました。

フレーム切手の『マリンタワー』がありましたから、

購入しました。

     

昔のマリンタワーと現在のタワーです。

マリンタワーが建って、今年で50年ということで

発行されました。

 

家族で昇ったタワーの思い出がよみがえります。

今、ランドマークタワーが出来たので、

ずっと行っていませんけれど。

横浜の港は、いつ行っても元気になれる場所です。 


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