明るく楽しい日々を願って。

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どうぞ宜しく・・・。

同級会ーしゃもじ会

2013年09月30日 | Weblog

9月29日(日)と30日(月)に、

高校時代の同級会ーしゃもじ会がありました。

 

しゃもじ会は、担任の先生のお顔の輪郭が、

しゃもじに似ていたので、誰からともなく付けた名です。

ネーミングがうまい。

 

毎年、同級会をしているのは、私たちのクラスだけ。

クラスのTAさんがお世話役で、

皆が、代わる代わる幹事を引き受けて

今まで続いています。

 

会場は、信州小諸の菱野温泉。

高校の後輩が経営しているので、

サービスが良いのです。     

 

今年は13名が集いました。

年々、集まれる方が減少していますが、

80歳までやろう!!ということになりました。

私は、この会に出て、皆さんに元気を貰っています。

 

一日目の宴会は省略します。

二日目は、ゴルフ組と観光組に分かれて

私は、観光組に入り、

幹事のTAさんに軽井沢を

ご案内していただきました。

 

 

先ず、堀達雄文学記念館へ。

     

 

     

堀達雄の軽井沢別荘の居間です。

床の間には、川端康成の書「雨過山如洗」が掛っています。

(雨、山を過ぎ 洗うが如し)。

この別荘は、浅間山と八ヶ岳が見渡せる場所を選んで建てたそうです。

 

     

こちらは『風立ちぬ』のモデル、婚約者だった矢野綾子さん。

 

     

こちらは、矢野綾子さんの自筆油絵。

 

     

こちらは、堀達雄の作品『風立ちぬ』の一節です。

映画『風立ちぬ』を思い出します。

 

     

こちらは、堀達雄が矢野綾子さんに出した葉書。

室生犀星について触れています。

映画『風立ちぬ』の評判のせいでしょうか、

シーズンオフでしたが、来場者が結構来ていました。

 

次に、旧三笠ホテルへ。

     

     

旧三笠ホテルは、明治38年(1905年)に建てられた木造純西洋式ホテルとして

高く評価され、昭和55年(1980年)国の重要文化財に指定されました。

 

内部は、全部木造で作られて、各部屋には、立派な木彫の洋服ダンスや、

テーブルが置かれていました。

暖房は、暖炉で薪を燃やしていたようです。

 

政財界の有名人や、文人墨客が訪れていました。

ホテルの来客名簿には、当時の著名人の名がずらりとありました。

 

ちょうど、結婚式を終えた新郎新婦が訪れて写真を撮っていましたので、

横からパチリ。

     

あらあら、目をつぶってしまいましたね。

綺麗な花嫁さんでした。

 

次は、室生犀星の別荘へ行きました。

表示が出ている訳でもなく、

尋ねながら、山道を行くと

苔の綺麗な別荘にたどり着きました。

     

ここが、室生犀星の別荘だったところです。

面々も、少しお疲れ気味でしょうか。

 

室生犀星は、苔を愛していました。

管理している方に聞くと、

今年は軽井沢名物の霧も少なく、

毎日、苔に水を撒いて管理が大変だったそう。

 

     

室生犀星の居間です。

戦争中は、寒い軽井沢の別荘で過ごしていたそうです。

石もて追われるごとく、故郷の金沢を出た犀星は、

金沢に帰ることなく、軽井沢で蟄居していたのでしょうか。

 

犀星の別荘の近くに、松方正義の別荘がありました。

     

 ここは、明治時代、首相を務めた松方正義の別荘です。

現在は、国の指定有形文化財になっています。

松方正義の孫で、駐日アメリカ大使ライシャワー夫人の

松方ハルの所有であったことや、

作家の森瑤子が執筆活動を行っていた別荘です。

 

上野の西洋美術館の松方コレクションは、

松方正義の子息、松方幸次郎氏のコレクションです。 

 

現在は、レストランになっています。

ここで、お昼を戴くことにしました。

     

前菜のサラダです。

    

かぼちゃのスープ。

 

     

メインデッシュです。

上から写真を撮ったので、

量が少なく写っていますが、

結構、ボリュームがありました。

 

最後に、古い教会へ。

     

軽井沢の象徴である、聖パウロ カトリック教会です。

1935年イギリス人司祭ワード神父により、

高名な建築家アントニン・ライモンドの設計で建てられました。

 

     

内部の写真を一枚撮らせて戴きました。

天井も祭壇も、椅子も、全部木材で作られています。

暖かな感じがしました。

 

これで、軽井沢散策は終りです。

各施設は、相当離れていますから、

移動は車でなければ行けません。

 

幹事のTAさんとTANさんのお蔭で、

見学することができました。

とっても、楽しかったです。

ここに厚く御礼を申し上げます。

 

 

   


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