明るく楽しい日々を願って。

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どうぞ宜しく・・・。

よみがえる浮世絵展

2009年10月12日 | Weblog
今日は、両国の江戸東京博物館へ『よみがえる浮世絵』展を
見に行きました。



江戸東京博物館です。
よく晴れて気持ちの良い一日でした。



入場券です。新聞販売店のサービスで貰いました。
描かれているのは、山村耕花描くところの役者絵・
「4世尾上松助の蝙蝠安」です。

この展覧会は、大正から昭和初期に発展した木版画の
浮世絵を展示し、加えてアメリカのロバート・ムラー氏(1911-2003)
が収集した版画を展示しています。

ムラー氏は、1931年に川瀬巴水の「清洲橋」を収集してから、
新浮世絵を次々収集しました。そして、世界最大級の日本
近代浮世絵版画のコレクションを形成しました。

ムラー氏の没後、コレクションはアメリカスミソニアン協会
アーサー・M・サックラー・ギャラリーに寄贈されました。



これが、ムラー氏が収集した「清洲橋」です。
葉書をスキャンしました。

川瀬巴水の新版画は素晴らしいです。
この他に、沢山の作品を見ることができました。



これは、橋口五葉の「髪梳る女」(大正9年)の版画です。
バックが、きらら(雲母)を使って、キラキラ光っています。
髪の毛の一本一本が、丁寧に彫られていて柔らかな質感も表現
されています。

この版画は切手になっています。



切手のような小さな画面では、表現できない部分もあります。
着物の柄や、細い線、バックのキラキラが、実物を見ると
よく判りました。着物の柄は撫子ですが、切手を見ると桜に見え、
切手関係の本には、、この切手を「さくら」に分類しているのもあります。

ロバート・ムラー氏は、新浮世絵の収集を始めたときは、まだ若く
新婚旅行を兼ねて日本に来ました。そして、沢山の新浮世絵を購入
するのです。日米開戦の前の年でした。

また、その他の外国の方の何人かは、日本の新浮世絵版画を作成しています。
それらの作品は、どこか日本の浮世絵とは異なっています。

展覧会を見た後、江戸東京博物館の7Fにある「桜茶寮」で、
さくら弁当を食べました。



さくら弁当です。



こちらはデザートです。
柿は和菓子で、中に粒餡が入っていました。
大きくアップしてしまいましたが、本当は一口大です。
味噌かりんとうも美味しかったです。

お隣の席では、若い外国人のカップルがおさしみ定食を
食べていました。上手にお箸を使っていました。
余程、日本通な方たちなのでしょうね。




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