明るく楽しい日々を願って。

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映画『利休にたずねよ』

2013年12月29日 | Weblog

昨日、みなとみらいに 映画『利休にたずねよ』を

娘と観に行きました。

 

一言でいうと、久しぶりに「日本の美」を見たと思いました。

お茶室の佇まい、日本家屋の美しさ、

海老蔵はじめ中谷美紀さんの立ち居振る舞いの美しさ、

すべて良かった。

 

原作の小説は読んでいませんが、

この映画を見て、読んでみたいと思いました。

 

利休は何故、秀吉によって切腹させられたかということについて、

これまでいろいろな説が唱えられてきましたが、

この映画は、原因は一つではなく、

幾重にも重なった原因があったと言っているようです。

 

映画鑑賞から帰って、

ずっと以前、茶道をほんの少しだけ習ったことを思い出し、

お道具を引っ張り出して、

お茶を点てました。

     

この桐の箱は、いい感じに古びています。

といっても、そんなに古いものではなく、

昭和38年に黒部ダムの竣工にあたって、

加賀の大樋長左衛門が、黒部ダムの砂を用いて焼いた茶碗です。

 

     

大樋焼きの飴色が良く出ています。

 

     

お茶碗の底には大樋の銘が入っています。

 

     

お茶を点てました。

表千家では、お茶は半月を残して点てるようにと言われます。

年末の忙しい最中、「忙中閑あり」の気分で、

美味しく戴きました。

 

映画の中で海老蔵がお茶を点てる作法は、

表千家に近いと思いました。

茶筅も表千家が使う煤竹を使っています。

 

表千家の作法は、利休さんの作法を

そのまま伝えていると聞きました。

 

お稽古に使った『利休百首』の扇子です。

曰く、「はじをすて人に物とい習うべし 

    これぞ上手の基なりける」

知ったかぶりはいけませんね。

パソコンも同じです。

 

そうそう、日本茶800年記念の切手が発行されています。

     

お茶は、鎌倉初期(1191年)に栄西(えいさい)禅師が

宋から日本に帰国する際に、日本にお茶をもたらしたとされています。

それから800年経った1991年にこの切手が発行されました。

 

                    

 

「利休にたづねよ」を見た後は、

いろいろな思いが湧いてきて、

ついお茶を点てました。

 

 


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