明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

肖像画展

2009年02月08日 | Weblog
今日は、よいお天気でした。
風がちょっと冷たかったのですが、日中はコートが
いらない位でした。

神奈川県立博物館へ「開国・開港150周年 メモリアルイベント」
『アジアとヨーロッパの肖像展』を観に行ってきました。

昨日から開催されていますが、とても空いていて丁寧に鑑賞できました。
この展覧会も70歳以上は無料です。


神奈川歴史博物館です。
元、正金銀行の建物で重要文化財に指定されています。

先ず、こちら。


これは、1983年、パラグアイ発行のレンブラント自画像の切手ですが、
この自画像の本物が展示されています。大英博物館から来ました。
横15cm、縦20㎝位のエッチングです。




私が関心がありましたのは、この絵です。



岸田劉生の「麗子像」です。神奈川県立近代美術館所蔵です。
岸田劉生は1918年頃から娘の麗子をモデルにして一連の作品を発表
しました。

切手も出ています。

  

どの麗子さんも、向かって右向きで赤い着物を着ています。
8歳から10歳くらいの麗子さんは、お父さんの愛情を受けて
幸せそうに、わずかに微笑んでいます。
岸田劉生は38歳の若さで急死しています。
麗子さんは、1962年48歳で亡くなりました。

私は、この絵を見ると、大正時代の少女を思い浮かべて、懐かしい
ような気持ちになります。



それから、この切手の元になった絵が展示されていました。

この切手は、1970年(昭和45年)に発行された切手趣味週間の
婦人像です。

展示されている絵は三越のポスターでした。
題名は『紫の調べ』です。

おや、と思いました。

作者は岡田三郎助で、モデルは三越の社長を務めた高橋義雄の
妻・楊子です。三越最初のポスターに採用された絵だそうです。
(内藤陽介・一億総切手狂の時代より)

へぇ~。知らなかった。



最後に、ペルリの絵が印象に残りました。


鎖国をしていた日本は、初めて外国人を見て吃驚しました。
この絵は、ペルリを見て写実的に描いていると思います。

ペルリを想像で描いたと思われる絵も展示されていました。
切手になっている、その絵をアップします。


これは、郵便局南関東支社が発行したフレーム切手です。

右側ペルリの絵の実物が展示されていました。

ペルリが天狗の様な顔に描かれ、着ている物は、なんと蝶模様。
当時の日本人の外国人に対する畏れ、偏見が読み取れます。

最後にお土産はこれ。


レトルトのペルリカレーです。添加物もなく美味しそうでしたので
買ってみました。

まだ、味見はしていませんけれど。