明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

在原業平

2009年02月01日 | Weblog
今日から、テンプレートを変更しました。

またまた、風景印のお話で恐縮です。

『源氏物語』に多大な影響を与えた『伊勢物語』の作者、
在原業平の風景印を紹介します。


これは、在原業平が建立したといわれる寺、奈良の不退寺と
在原業平画像です。

在原業平は平城天皇の孫、阿保親王と桓武天皇皇女伊都
内親王との間に生まれました。

高い血筋、美貌、和歌の名手、一途で奔放な愛、流離放浪、
なさけなどに集約される業平像は、桐壷帝の子として生まれ
美貌と才芸の資質に恵まれ、藤壷と密通して冷泉帝をもうけ、
藤壺ゆかりの紫の上を愛し、六条院や二条東院を造営して女
君を後見した光源氏に直結するものです。

百人一首にも在原業平の歌が採られています。


千早ぶる 神代もしらず 竜田川 からくれないに
みずくくるとは。

この歌は、業平の恋人、高子皇后の要請で、もみじの屏風を
見て詠んだ歌です。光琳百人一首から、絵をお借りしました。

先行するこれらの物語から『源氏物語』は生まれました。


          



今日は、快晴で富士山や丹沢がくっきりと見えました。
私の家からは、残念ながら見渡す事はできませんので。
近くのさくら公園まで行って眺めました。