TBS系列土曜19:56より放送。
新体操に燃える男子高校生とヤンキーたちの融合・友情・根性というような物語。なんてまとめ方は怒られそうだが。
うーん。私には楽しめなかった。大人気だったROOKIESやクローズZEROのように、私はどうもこういう(どういう?)青春系の映像作品は向かないようだ。木更津キャッツアイ、がんばっていきまっしょい、乙男、ゆうひヶ丘の総理大臣など青春モノ全体は好いておるのだが。不良物語だったら私立極道高校、嗚呼!!花の応援団とか好いておるのだが。
スポ根とか不良モノが喰わず嫌いであるということではないと思うのだが、ここ数年映像メディアが描こうとする、<不良>なんだけど<筋が通ってる>そして<頑張ってる>子達がどうにもこうにもステレオタイプにしか見えない。視聴のターゲットとしている層があまりにも限定されすぎているように思う。ストーリーは決して悪くないのに、それ以外が(私には)こてこてすぎて美味とは感じられない。
小説でもそうだが、特に味わうのにハードルが低いドラマなどの映像作品は、成功したか否かいや、高い評価を得るか否かは、狙った層以外にどれだけ楽しんで貰えたかにかかる。この人たち以外しか面白くないというような作品は一過性のものであって、ビジネスとしては成功するかも知れないが、長く作品として余韻を残すことにはならないと思う。あくまでも一般論なので「タンブリング」に当てはめようという事ではないけど。
まあドラマとしては「Mother」や「チェイス~国税査察官」が面白かったのであまりにも面白い作品が多いと録画がたまって困るという側面もあったりなかったり。そうそう。ドラマ「素直になれなくて」が意外と視聴率が低くてちょっと驚いた。