2154年荒廃した地球。資源を求める地球人(スカイ・ピープル)たちは異星パンドラへ。人間の言うことをきかない地元の半人半獣のナヴィ族。彼らを懐柔するために送り込まれた元海兵隊員のジェイクの役目は、人間とナヴィのDNAを掛け合わせて作られたアバターをコントロールすること。スカイ・ピープルたちの目的は達成されるのか・・・・・・
いやいやいや。これは凄い。本当に凄い。わざわざ川崎くんだりまで行って、2200円も払って観た価値があった。こりゃ本当に凄いよ。
ストーリーに特に語るべきことがないのが凄い。自然VS人間というクリシェがただあるだけだ。観てる途中、あるいは観終わって「やっぱ自然を破壊してはいけないよなー」と思わないではないが、それは感じたことの2%に過ぎない。残り98%は映像と音響に関わること。凄いと言うのはストーリーがそれほどに陳腐なのにこれほどまでに見せる作品だからだ。
前にのだめ映画を観たときに始まる前のCMで「アバター」の映像を見たのだがあまりにもヒドイので見たくないと思ったと書いた。なぜ興味がなかったアバターを観に行ったかと言うと、私の映画師匠のSさんがアバターを観てとても良かった、でもIMAX 3Dじゃなかった、もう一度IMAX 3Dで観たいというメールをくれたのだ。師匠の言うことはただ丸飲みするのが正しい弟子の生きる道。調べたら、109シネマズの川崎、菖蒲(埼玉)、名古屋、箕面の4館だけだそうだ。なのでラゾーナ川崎にあるモンシュシュのカフェで堂島ロールを食ってから行ったわけなのだ。IMAXのシステムには全然詳しくないのだが、3Dなので例のあのメガネをかけないといけない。しかしとても軽いので全然負担にはならない。
(中略)凄い凄すぎるという感想に戻るのだ。
立体感は自分の肉眼で見るよりリアルじゃないかと思うくらい。NHKの番組とか世界遺産なんかでハイビジョンで自分が行った事のある場所の映像を見ると、明らかに自分の記憶よりキレイに見える(俺だけ?)カメラの性能があがり映像を映す機械の性能があるthresholdを超えると人間の眼よりクリアーに見えてしまうようだ。それを見ている目は性能が低いのだから面白い。映画に話を戻すと、目の前に飛び出してくるモノやフラフラと揺れる火の粉など驚くほどリアルだ。
2Dだとたぶんガッカリするだろうと思う。だって3Dの方がもっとよく見えるんだろうなーと思いながら見れば面白くないだろうし。3DにもXPANDとか日本で観る事が出来るシステムがいくつかあるそうだが、アバターに関してはIMAX 3Dがベストのようだ。左よりの座席で観た(ネットでチケットを買えるのだがあっと言う間に売り切れるので真ん中の列の真ん中より後ろは買えなかった)のだが特に問題なく観る事が出来た。床の傾斜がすごくキツイので前の人の座高が気にならないのもいい。
いつまで映画館で観られるのか分からない(アリス・イン・ワンダーランドが4月からIMAX 3Dでかかるのでそれまで観られるのかな?)DVDで観てもたぶんちっとも面白くないと思うので109シネマズでIMAX 3Dで観ることを強くオススメする。平日は分からないが週末映画館に行ってもまず席はないので(と言っても3日前に発売になっていい席はすぐ売れてしまうけど)ネットで事前に買っておくこと。私はコンタクト&眼鏡併用派なのだがコンタクトで観たらすっきり観ることが出来た。眼鏡は試していない。後は2時間40分もあるので間違いなく疲れるということとストーリーをそんなに追わなくてもよいということを付け加えておく。
そうそう。観終わったら一応、
アバターもえくぼ と言っておきたい。
それでも物足りない貴方にはこれ。
アイマックスで東MAX!(私は大丈夫だろうか)
AVATAR - Official Launch Trailer (HD)