頭の中は魑魅魍魎

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ドラマ『白い春』

2009-04-14 | film, drama and TV
帰宅したらちょうどやっていたので生放送で観た。生放送という言葉の使い方がが間違ってる?

病気の妻紺野まひるとヤクザの阿部寛。足を洗おうと組長の命令に従って殺人。組長は800万を妻にくれるというので9年服役。出所すると妻は死去。ポニョの子、大橋のぞみがどうやら紺野が生んだ子らしく、パン屋の遠藤憲一と白石美帆に育てられている。

ヒロシ・アベと言えば「君は阿部寛のおしりを見たか」をいまだに検索して閲覧する人が多い尻の人気が高い役者である。この「白い尻」じゃなくて「白い春」は映画「自虐の詩」をどうしても連想してしまう。子供のいる・いないなど相違点は勿論あるけれど、意識して造ったのだろう。ヒロシの目のくまとか話し方が全く同じキャラにしか見えない。遠藤憲一の顔の怖さがこのドラマでどんな意味があるのかはまだ分からない。それと白石美帆の化粧(目の周り系)が濃いのが少し気になる。

ドラマそのものはすごく良くもなく悪くもない。録画してまで観ようとは思わない。ポニョっ子とヒロシのふれあいが今後描かれるのであろうがその予定調和な感じは「その予定調和な感じがむしろいい」という水戸黄門の域にまで達しないまま最終回を迎えると想像する。最近テレビを観る時間が急速に減っている。忙しいわけではない。廃人が忙しいわけがない。しかし意味もなくテレビの電源が入っているという時間がない。テレビとはニュースと深夜の一部のバラエティとスカパーのCNNとBBCとDVDを観るための機械と化してしまった。それだったらあんな馬鹿でかいプラズマテレビなんて要らないではないか。ばかもん。

先日とある知り合いが「花より男子は観たほうがいい。すごく面白い。再放送やってるから見なさい」とメールして来た。仕方ないので観たが、激しく後悔した。あのような代物が面白いというような感性は私の財布には入っていないらしい。ばかもん。




※余談

片山晋呉の快挙はみなの記憶に新しいだろう。しかし彼がテンガロンハットをずっとかぶり続けている謎が解けた。帽子を取ったら、実にうら寂しい落ち武者のような薄味の髪の毛が露出された。嗚呼。低めの身長と日焼けした顔、後ろ髪の長さと兼ね合わせて、もはや何人か分からなくなっていた。あえて言うなら種子島に上陸したポルトガル人に見えた。

私が読んでいた森見登美彦の「恋文の技術」を見て某が「恋文なんて書くんすか?」と言った。

実はアメリカの軍需産業が金を出して、北朝鮮に核風のモノを開発してるふりをさせていることはみな知っているだろうか。



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