頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『サハラの薔薇』下村敦史

2018-02-03 | books
エジプトでミイラの発掘をする日本人研究者峰が乗るパリ行きの飛行機がハイジャックされ、墜落。多くの人が死亡。生き残った何人かが助けを求めて、砂漠を歩いていく。(というサバイバル冒険小説かと見せかけ)同行する日本人永井、アラビア系の男、女。砂漠での生き残り、そして意外な陰謀とは・・・

真夜中に泥酔しながら走り読みしたら、大したことがないと思った。しかし、翌日に大森望氏の書評を読んだら褒めてあったので再読した。

意外性には改めて感服するけれど、あっという間に読み終わる新幹線読書(東京・新大阪間)ではある。

原子力に関わるあっと驚くアイデアと二転三転するプロット。楽しめる人には物凄く楽しめるしそうでない人には全く面白くないだろう。確か帯には「10年に1度の傑作」とあったけれど、そこまでではなかった。(つまらなかったというわけでもないです)

サハラの薔薇

今日の一曲

今様に言うならば、ストーカーの歌だろうか。Daryl Hall & John Oatesで、"Private Eyes"



では、また。
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