連城三紀彦の「女王」を読んでいたら、ネタが邪馬台国や卑弥呼だった。読んでる途中でどういうわけか再読したくなったのが「猿丸幻視行」 昔よりは日本史の知識が増えただろうから、初読のときよりも楽しめると思ったのだろう。
香坂明、大学院生。民俗学で有名な折口信夫について論文を発表している。製薬会社からアプローチがあった。過去へと旅することができる薬の被験者になってくれと言うのだ。過去を幻視できるとなれば、もちろん同化したいのは折口。彼になって過去を見てきたい。そして折口になって解く謎は、猿丸太夫。彼は何者なのか、いろは歌に秘めた謎とは……
うーむ。面白すぎる。
江戸川乱歩賞を受賞していても、その時に読んでそれほど面白くなかったり、あるいは10年後には誰も読んでないような作品は最近多いと思う。
この作品や高橋克彦の「写楽殺人事件」のように20年経っても面白い受賞作は、昔に多かったように感じる。
昔は良かった、と口にすると、その分歳をとったような気もしなくはないけれど。
今日の一曲
猿丸。ということで、お猿さんがたくさん出てくる、Bruno Marsで"The Lazy Song"
では、また。
香坂明、大学院生。民俗学で有名な折口信夫について論文を発表している。製薬会社からアプローチがあった。過去へと旅することができる薬の被験者になってくれと言うのだ。過去を幻視できるとなれば、もちろん同化したいのは折口。彼になって過去を見てきたい。そして折口になって解く謎は、猿丸太夫。彼は何者なのか、いろは歌に秘めた謎とは……
うーむ。面白すぎる。
江戸川乱歩賞を受賞していても、その時に読んでそれほど面白くなかったり、あるいは10年後には誰も読んでないような作品は最近多いと思う。
この作品や高橋克彦の「写楽殺人事件」のように20年経っても面白い受賞作は、昔に多かったように感じる。
昔は良かった、と口にすると、その分歳をとったような気もしなくはないけれど。
今日の一曲
猿丸。ということで、お猿さんがたくさん出てくる、Bruno Marsで"The Lazy Song"
では、また。
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