鵜川は小学校教師。女と組んで誰かを殺そうとしている(という導入部から始まる)… 鵜川は同僚の笠松三千代と付き合っている。そろそろ結婚という時期に差し掛かっている。しかし三千代はややキレやすい女。文句ばっかり言っている。鵜川にどういうわけか、看護師の遠沢からアプローチが。彼女とそういう関係になってしまう…
うーむ。
文庫解説で、作者の佐藤正午へ読者(女性)から届いた手紙が紹介されている。その中で、佐藤が描く主人公は「第一に優柔不断で、第二に中途半端で、第三に軽薄で、第四にめめしくて、第五に自己中心で、第六に冷たくて…」と書いてあったそうだ。
当たっている。完璧に当たっている。そう。そういう主人公だからこそ読みたいのだ。優柔不断じゃない奴の話なんて読みたくない。
そしてまるで、自分のことが書いてあるんではないかと思うぐらいの親近感。そして罪悪感。鵜川に対する嫌悪感はそのまま自分への嫌悪感へと続く。
そしてさらに、ストーリー。時間軸をうまく前後に揺らして、何が起こったのか、簡単に分かるようで分からないようになっている。あの人とどうなったのだろうと思ったら、別の人との話。簡単にまとめてしまうと、女にだらしない男の話ってことになってしまうけれど、そんなに簡単にまとめてはいけん。いけんのじゃ。もっと奥深いものがあるんじゃー。
↑映画にもなっているそうだが観てない。
今日の一曲
先日の「24時間テレビ」で走らされたらしい(全く観てないけれど)ブルゾンちえみのネタの元。Austin Mahoneで、"Dirty Work"
では、また。
うーむ。
文庫解説で、作者の佐藤正午へ読者(女性)から届いた手紙が紹介されている。その中で、佐藤が描く主人公は「第一に優柔不断で、第二に中途半端で、第三に軽薄で、第四にめめしくて、第五に自己中心で、第六に冷たくて…」と書いてあったそうだ。
当たっている。完璧に当たっている。そう。そういう主人公だからこそ読みたいのだ。優柔不断じゃない奴の話なんて読みたくない。
そしてまるで、自分のことが書いてあるんではないかと思うぐらいの親近感。そして罪悪感。鵜川に対する嫌悪感はそのまま自分への嫌悪感へと続く。
そしてさらに、ストーリー。時間軸をうまく前後に揺らして、何が起こったのか、簡単に分かるようで分からないようになっている。あの人とどうなったのだろうと思ったら、別の人との話。簡単にまとめてしまうと、女にだらしない男の話ってことになってしまうけれど、そんなに簡単にまとめてはいけん。いけんのじゃ。もっと奥深いものがあるんじゃー。
↑映画にもなっているそうだが観てない。
今日の一曲
先日の「24時間テレビ」で走らされたらしい(全く観てないけれど)ブルゾンちえみのネタの元。Austin Mahoneで、"Dirty Work"
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