解説で、五條瑛氏が以下のように書いている。
まさにその通り。
本作では、マイクル・コナリーのシリーズ中メインキャラクターのハリー・ボッシュ刑事と「わが心臓の痛み」の引退したFBI心理分析官ハリー・マッケレイブ。両方が登場する。
女優が殺された。有名が映画監督が起訴された。全米が注目する公判で、ボッシュは証言する。それとは別の事件。マッケレイブは、塗装工が殺された事件についてアドバイスを求められた。調べていくうちに、犯人はボッシュではないかと思うようになり……
コナリー作品はそろそろ飽きがきてもよい頃なのに、むしろまたさらに楽しんでしまった。
ヒエロニムス・ボッシュの絵に関する詳しい描写もよかった。しかし人を嵌めようとする方法、それに大いに感じ入ってしまった。
今日の一曲
ボッシュが自分の父親はこのアート・ペッパーではないかと夢想していたと語るシーンがある。ヤク中の天才。Art Pepperで、"You'd Be So Nice to Come Home To"
では、また。
マイクル・コナリーの代表作と言ってもいいボッシュ・シリーズは、日本に紹介された当初から、いわゆる”本読み”と呼ばれる人種に強く支持されてきた。そつがなくきれいにまとまった構成、しっかりと性格付けされたキャラクター、いわゆるミステリーとしての”オチ”。コナリーの作品は常にそれらがきちんと揃っているので、玄人筋から「安心して読める、決して外れのない作家」という評価を受けたのも頷ける。
まさにその通り。
本作では、マイクル・コナリーのシリーズ中メインキャラクターのハリー・ボッシュ刑事と「わが心臓の痛み」の引退したFBI心理分析官ハリー・マッケレイブ。両方が登場する。
女優が殺された。有名が映画監督が起訴された。全米が注目する公判で、ボッシュは証言する。それとは別の事件。マッケレイブは、塗装工が殺された事件についてアドバイスを求められた。調べていくうちに、犯人はボッシュではないかと思うようになり……
コナリー作品はそろそろ飽きがきてもよい頃なのに、むしろまたさらに楽しんでしまった。
ヒエロニムス・ボッシュの絵に関する詳しい描写もよかった。しかし人を嵌めようとする方法、それに大いに感じ入ってしまった。
今日の一曲
ボッシュが自分の父親はこのアート・ペッパーではないかと夢想していたと語るシーンがある。ヤク中の天才。Art Pepperで、"You'd Be So Nice to Come Home To"
では、また。
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