現代英国に暮らすミア。働かないシングルマザーと弟と共に日々の食べ物にも困る日々。ミアがたまたま出会った本は、日本のアナーキスト金子文子の自伝だった。フミコの母は男に依存し男に捨てられる日々。ミアはフミコにシンパシーを感じる。
良い小説だった。ブレイディみかこがずっと主張してる、貧困層に対する福祉の必要性とか、今自分の置かれてる場所からうまく逃げれば、幸せになれるのかも知れないこととかが身にしみてくる。
ラジオで宇垣美里が、嫌いな言葉として、置かれた場所で咲きなさいを挙げていたのを思い出した。どうして他の場所に行ってはいけないのかと。宇垣氏の言動には、良い所悪い所混在してるかと思うけど、これは良かった。
今日の一曲
David Bowieで、"Five Years"
David Bowieで、"Five Years"
では、また。
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