篤子は、最近夫と気が合わないと思う事が多くなって来た。娘が結婚することになったが、金持ちの先方は600万もかかる式をやると言い、費用は折半だと言う。さらに舅が死んだ。夫の妹に、費用はこっち持ちだと主張された。夫は全て了承してしまい、結局貯金のほとんどを遣ってしまった。そんなお金がないことで頭がいっぱいの篤子に、幸福は訪れるのか。
なかなか面白かった。
自分本位のように見える夫の妹や娘の結婚相手のことを読むとウンザリする部分はあるのだけれど、後半思わぬ展開になり、溜飲を下げる。
お金に関して、具体的な老後の心配事について教えてくれる情報小説的な側面もあるけれど、それ以上に、篤子の内面の揺れや、夫その他の人物造形、そして何より後半の展開の仕方が良かった。
なかなか面白かった。
自分本位のように見える夫の妹や娘の結婚相手のことを読むとウンザリする部分はあるのだけれど、後半思わぬ展開になり、溜飲を下げる。
お金に関して、具体的な老後の心配事について教えてくれる情報小説的な側面もあるけれど、それ以上に、篤子の内面の揺れや、夫その他の人物造形、そして何より後半の展開の仕方が良かった。
今日の一曲
サカナクションで、「多分、風。」
では、また。
サカナクションで、「多分、風。」
では、また。
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