名倉章介は釧路のキャバレーで下働きしている。他に住む者のいない寮はボロボロ。ナンバーワンホステスと照明係が駆け落ちしたため、代わりに照明を担当することになった。そしてやって来たのは旅回りの、マジシャン(師匠)ゲイの歌手(ブルーボーイ)、ストリッパー。彼らとしばらく仕事も住まいも一緒にすることになった。
奇妙なのになぜかリアル。成長物語でもあり人情物語でもある。大変面白かった。
タイトルは著者がラジオ番組に出たとき、大竹まことから「20歳のときに釧路のキャバレーに営業で行った。一緒に海を見に行ったのが、俺と師匠とブルーボーイとストリッパーだった」という話を聞いて、その場で書かせて下さいとお願いしたのだそう。
タイトルから物語を作れるというのも稀有な才能なのだろう。
今日の一曲
テレビで森山直太朗が紹介してた。五輪真弓で「少女」
では、また。
テレビで森山直太朗が紹介してた。五輪真弓で「少女」
では、また。
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