頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『星影さやかに』古内一絵

2021-08-16 | books
戦時中、宮城県古川に暮らす良彦は小学生。父親は非国民と呼ばれひきこもり、母と妹のと、怒鳴り散らす祖母。そして1964年東京オリンピック、父は開会式を見て不機嫌になった。どうして父はひきこもりになったのか、そして祖母にはどんな過去があったのか・・・

戦時中の苦労を読まされる小説かと思っていたが、謎が解けるミステリー的側面があり、なかなか良かった。

人を表面だけで判断してはいけないという教訓を学んだ。

 
今日の一曲

Vaundyで、「しわあわせ」



では、また。


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