ロンドンハムステッド署の刑事ニック・ベルシーは金があればつかってしまう。ギャンブルに借金、ついには住むところもなくなってしまった。高級住宅地の住人が行方不明になったという通報に金の匂いをかぎつけたニックは、そこの住人が本当に行方不明になったことを確認し、そこに住むことにした。刑事なのに。行方不明の住人アレックス・デヴェルーについて調べてみると、彼はロシアの大富豪だと分かり、何とか彼の金を自分のものにできないかと考える。すると殺人事件に巻き込まれ…
うーむ。単なるハチャメチャ悪漢小説かと思っていたら、けっこうややこしい経済犯罪小説でもあり、よくできたコン・ゲームでもあった。
そんなに悪くないのだけれど、ニックが何かを調べるために自分の身元を隠したりあるいは隠さないで誰かに会うと、こちらが何も情報を提供しないのに、向こうが自分から情報を提供してくれる、という都合のいい場面が多すぎる。全体が全ておとぎばなしのようなフィクションだったらよいのだけれど、他の場面はかなりリアルなので、そこだけリアリティが欠けているとバランスが悪い。そして、長すぎる。これだけの内容に600頁は長い。半分で充分だろう。
続編の予定はあるらしいのでそちらに期待したい。
今日の一曲
RCサクセションで、サマータイムブルース
原発を歌うかなり過激な曲
では、また。
うーむ。単なるハチャメチャ悪漢小説かと思っていたら、けっこうややこしい経済犯罪小説でもあり、よくできたコン・ゲームでもあった。
そんなに悪くないのだけれど、ニックが何かを調べるために自分の身元を隠したりあるいは隠さないで誰かに会うと、こちらが何も情報を提供しないのに、向こうが自分から情報を提供してくれる、という都合のいい場面が多すぎる。全体が全ておとぎばなしのようなフィクションだったらよいのだけれど、他の場面はかなりリアルなので、そこだけリアリティが欠けているとバランスが悪い。そして、長すぎる。これだけの内容に600頁は長い。半分で充分だろう。
続編の予定はあるらしいのでそちらに期待したい。
今日の一曲
RCサクセションで、サマータイムブルース
原発を歌うかなり過激な曲
では、また。
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