福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

米談義

2010-02-10 06:45:05 | 日記
福祉亭のお米は山形からの縁故米。生産者は農作業の合間に随想をまとめる文学青年。東京の同人誌に寄稿されている。2・3日前にボラさんが届けてくれたお米は茨城産。こしひかり特有のもちもち感。比べてみると食味のちがいに驚く。お米どころに育ったかたはその土地の味を特上のものと思う。生まれ育った土地の味はよそ者にはなかなか理解できない。それでも、語る言葉に込められる愛情は周囲に伝わる。それほどのチガイがあるのかと、改めてお米に「味」のちがいがあることを理解していくお茶産地の出身のワタシ。米談義はいつのまにかお茶談義に。それにしても、東京育ちの現在の子どもたちは成人して語る「味」はあるのだろうか。味は思い出と共にある。福祉亭を語る子はいないだろうが、福祉亭のことを「福ちゃんに行く」と時折訪れる子がいたり、福祉亭のラーメンが大好きな子がいたり・・。少しは思い出として記憶されていくかな。
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パワー

2010-02-09 07:52:32 | 日記
曜日編成の福祉亭。個性的に育つ。料理も、ご利用者の対応も。ず~とご利用のみなさんは上手にそれを使いこなす。ご利用者は静、スタッフは動。結果的に、ご利用者の目に自分をさらす。これがおもしろかったり、その反対だったり。体調の悪い時はすべてに神経がとがる。関西からのヒヤリングのみなさんに継続のモチベーションを尋ねられる。「う~ん」と悩み「おもしろさ」と答える。そのおもしろさって?・・ほんの一言でパワーバランスが変わったり、クウキが変わったり。落ち込む一方の日もあれば、一瞬の風に変わるクウキに救われたり。イラつく自分自身は結局のところパワー不足。昨日ひょんなことで諏訪永山団地で、今年度、孤独死の事例がないことがわかる。様々な取り組みが幾分よい影響となっているのかもと、ちょっと、うれしい。こんな些細なことがパワーにも影響する。来年度は、もうやめようかと迷っていたミニミニ国際も多摩大から今月参加がありそうな気配で、これもちょっとうれしい。パワーは回復?どうかなあ・・
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暖かい朝

2010-02-08 07:36:51 | 日記
今朝は暖かい。3月上旬並とか。重苦しい冬が少し動き出した気配が。身体も、とにかく春を待ちのぞんでいる。「ニュータウンわたしの街」の冒頭部分が脳裏をよぎる。オールドと言われなくても、言われたくなくても、確実に時間は過ぎていく。福祉亭のみなさんの身体の不調から来る不機嫌なクウキ、表情・・やっと理解ができてきた。これほどの痛みだったのかと思い知らされる。受け止められる時は自らも痛みを抱え、思うほどには手を差し伸べられない。その中でなにができ、なにをあるべき姿として思い描くのか。これまで関わってくださったみなさんのためにも答えを探していかなければ・・。今年度もあとわずか。
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焼き芋パワー

2010-02-07 08:10:20 | 日記
近くのスーパーで冬季に販売されている焼き芋。それが時々・・?しばしば福祉亭に届けられる。スーパーからのプレゼント・・ではない。頂いた時の女性たちがそれぞれうれしそう。「餌付けしないでねって言おうかなあ」。傍らのボラさんが「芋でですか?」というので大笑い。とにかく焼き芋というものは高いものと決まっていたのに、スーパーの焼き芋はそれほどではない。そのお値段のわりに優れもの。一口食べた時のみなさんの顔がまたいい。「おいしい!」と目を丸くされる。昨日はいつものサツマイモのほかに紫芋とオレンジ芋?も。どれもそれぞれ個性的。暮れ以来、なんだか久しぶりの友人も現れ、四方山はなし。コーヒーのおともは焼き芋。引かれるように仕事を終えた友人も立ち寄る。オンナの天下。「芋ねえ」さんたちがすっかり「芋おばさん」となっても、やっぱり好きなものはおいしい。ごちそうさまでした~。
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懐かしい「日野」

2010-02-06 06:59:18 | 日記
直前に日程調整をやり直し、ご迷惑をかけてしまった日野社協のみなさんが訪問された。福祉亭内は慌しく、お話しを伺うことはできずじまいだったが、「革新」という言葉があり、東京には美濃部都知事、神奈川には長洲県知事の時代があった頃、日野は革新自治体として周辺自治体の「希望の星」だった。「革新」も凋落し、バブルも過ぎ、国も自治体も財政難に苦しむ現在。かつての希望の星・日野が何を考えていらっしゃるのか。福祉亭に学ぶものがあったのかなあ。「自治」とはなにか、「自治体」のあるべき姿はどうかを教えて頂いた池上さんのお名前を出すと、さすがにすぐおわかりになられた。優れた施策を持つ自治体には熱い思いの職員が必ずおられる。双方「いくつになられるのかなあ・・」と現在の池上さんに思いをはせる。社協の支援員をされているという奥さまはお元気とのこと。数分の立ち話。
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やっとマーボー豆腐

2010-02-05 06:53:47 | 日記
ニッパチと聞きかじった言葉がある。2月8月の商いの難しさ。その2月、寒さや雪でどことなく元気がでないみなさん。立春なのに。「コンクリートから人へ」「いのち」といろいろな言葉がちりばめられたけれど、なかなか地域の足元にまでは温かい風が吹いては来ない。じゃあ、せめて温かいものをと、作ったクリームシチュウの定食。おいしかったのに沢山残ってしまった。ちょっと作りすぎもあったかな。クリームシチュウもそれぞれの顔を持つ。作り手によって材料によって全く別物。昨日はちょっと中華風。今日は2週間前から頼まれているマーボー豆腐。これが食べたいとおっしゃられ、お約束してから、うっかり2週間お待たせしてしまった。お一人暮らしなのかな。女性たちの願いも気に入った衣類だったり、おいしいものだったりだが、男性の願いもささやかで、微笑ましい。この程度のご依頼はいつでもどうぞ。
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日常のなかに

2010-02-04 07:44:04 | 日記
大勢のかたが集う福祉亭。今さらなにをまた、寝言をですが・・。膝の痛みやらなにやらの痛みやらを抱え、福祉亭に入る。もう6時を回ってしまっていたのに、来るのを待ちかね、お待ち頂いたみなさん。それからさらに後から加わったかた二人。地域ふれあいのことや、福祉亭の一日のことなど、みなさんとお話しし、笑い・・しているうちに、なにか、どこか癒されるものがある。これが運営に割いた時間の経過というもので、それとともに獲得できたものかもしれない。お互いに思い違いし、聞き間違いし、言い過ぎて・・これの繰り返しの中から生まれたもの。福祉亭というものの「意味」をまた、思い知らされる。抱える痛みを激しいと思っていると、傍らにはもっと激しい痛みにさらされているかたの存在がある。それにふっと気付かされ、なにげなく発する言葉はあまりに平凡かもしれないけれど、それがある福祉亭。癒す薬は人とのふれあいの中にある。
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元気!

2010-02-03 07:27:35 | 日記
あちこちから子どもたちの大喜びの声がこんなだったよ~とお知らせが。なんだかうれしい。積雪1cmの都心から戻るとちょうど下校時刻。三々五々お友だちと帰路につく子どもの姿。素手で(なあ~んとびっくり!)大きな雪のかたまりを抱えながらニコニコ顔の子やら、雪がこんもりしているノリ面に入り、赤い手袋で雪だるまづくりの子やら・・。ふっと注意深くみると女の子ばかり。たまたまなのか、寒さに弱い男の子たちは道草もしないで帰ったのかなあ。それでも、空からのプレゼントをそれぞれ満喫したにちがいない。福祉亭もまあまあの混みよう。みなさん寒くて震え上がったことだろう。でも、みんな元気!
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大雪の朝

2010-02-02 06:12:55 | 日記
予報どおり、昨夜から雪。公園は「怪獣たちのいるところ」の挿絵に出て来るような、普段とは全く別の表情。公園近くのスーパーは昨夜もう、雪かきをしていた。ニュータウンも以前は雪が降れば、深夜、早朝、雪かきの音が聞こえていた。今回はまだどこからも聞こえていない。子どもたちがまだ、この街に溢れていた頃、雪の降った朝は雪合戦やそりすべりの元気な声が聞こえていた。子どもたちにつられ、大人たちも張り切ったもの。雪が大喜びの時代。「高齢化」はあちらこちらに、顔を出す。福祉亭のスタッフの日常を振り返っても、腰痛や膝痛をかかえ、街のために雪かきができるかどうか。
若人塾スタッフから福祉亭にもボラで入られていたご利用者の自殺が告げられた昨日。まだ若いと思っていた所長も今年大厄とか。ショックの様子に昔、母から厄落としのお餅が送られて来たり、厄払いに出かけたことを思い出し、それを勧める。鎮魂の雪。
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今日から2月。

2010-02-01 06:59:59 | 日記
フォーラムの疲れで動きが思うようにならない昨日。それぞれスタッフが手分けしてよく動いてくださり、2ヶ月ぶりのカラオケも盛会に。大きなカラオケ発表会と重なった日で、ご利用者も少ないかなあと朝は懸念したが、それも「きっと少ないから」とご友人に連絡してくださり、カラオケの時のボラスタッフの奥さんまで動員。おかげで終日賑わった。ご近所住まいの半身麻痺のお二人も連れ立ってみえ、楽しまれていた。水曜日の唱歌にもみえているとか。温かい日、公園では暮れの大掃除のお手伝いぐみテニス、サッカーのみなさんもみかけ、やっと、お礼ができた。慌しい1カ月だった。さあ、今日から2月。1月以上に「逃げていく」。今年度の残りも2カ月。相談業務のまとめがまだできていないなあ・・。
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