福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

訪問

2016-02-03 09:07:55 | 日記
普段は、訪問を受ける側。
昨日は、一山越えて、近隣大学を訪問。
東京の近郊なのに、田園風景の中をバスで。
広~~い、キャンパスの隅っこに、老年学の研究棟。

流行じゃないよなあ~・・って、つい、思ってしまう。
これから社会に出ていく若いみなさんが、大事なことと思って頂けたとしても、興味のわかない講座を受講するとも思えないなあ~・・って。
大学生のご両親となると、まだ、40代から50代。
壮年。
想像力の中。

まあ、それでいいのです。
日本国中、いや、世界中が、長寿という宝を得て、その宝をどう活用したり、社会的な支援をどうすべきなのか・・を模索中。
公民館の講座を企画担当する市民も、手探りで、次のステップを見つけ出したいと。
自らの問題でもあるし。

結局、教授のお話は、非常に参考にはなるけれど、結論のところにまでいくと、今あるご高齢者たちが、お一人おひとり、一歩いっぽ、おのれの問題として、日々を過ごし、考え続け、歩み続け、そして、世の中の動向はどうかと、情報を収集しつつ、得たものをどう地域に普遍化するか・・というところに到達する。
答えは、一つではない・・らしいということだけが、よくわかってくる。

大学から戻れば、机の上には、手に取る時間のないままに、「老人漂流社会」(2013年NHKスペシャル取材班)の本。
ページをくれば、現実の高齢者が置かれている厳しく困難な状況が、本の中から立ち上る。





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