春の出会い

昨日は、友人たちがかわるがわる立ち寄ってくださり、おかげで、大忙しの一日。
フロントを見ているゆとりも、ひまもなく、厨房にこもりっきり。
ゆっくり、おしゃべりしたかったなあ～～

大波が去り、のんびりした空気が漂う頃、あまりお見かけしないご利用者。
ご注文をうかがう。
幾分、小さな声で、熱くしないお酒。
ちょっとだけ、熱くして・・と。
外観は、ただのおじいちゃん風情。
でも、その目は、きらきらと、穏やか。
愉快なことが大好きな目。

福祉亭に入ることが大冒険だったのかも。
お通しも欲しいと。
定食の食材は、ほぼ出尽くし、さあて・・
卵でも焼きますか？と尋ねる。
ちょっと、迷っているフウ。
ホッケはどうですか？
今度は、目がにこにこと、笑う。
それにしてくれ・・と。

映画の一場面のよう。
物語の始まりの一シーン。

ゆっくりお酒を飲まれ、ホッケをおいしそうに召し上がる。
また、手招き。
お代わり？？と近づくと、お支払。
550円ですよと、伝える。
お安いんだね・・と。
そうですか。

人生の一つひとつをなんとか、乗り越えられ、福祉亭で、のんびり昼間からお銚子一本・・。
花見酒。
ちょっと、いい感じ・・・じゃないですか？