福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

教育の力

2013-11-27 07:56:02 | 日記
ラウンジは、最後は、歌が恒例。
参加されている71歳さんが、お風呂の中で歌っている歌がある・・と。
正座して。

何?
どんな?

女学校時代、調理の先生が授業の始まりに必ず指導された歌。
今はわからないかもしれないけれど、これから、必ず、この歌が役に立つことがある・・・と。

歌ってみて!!
深呼吸して歌い始めてくださる。
今まで聞いたことのない歌。
メロデイも歌詞も。
耳に残っている歌詞の一節は、♪♪家庭は愛と憩のあるところ・・♪♪
やさしい、きれいなメロデイ。

へ~~・・
おんなたちは、良妻賢母であれ・・とされた時代のおんなの生き方を指し示す歌。
生まれが5年違うだけで、こんなにちがう教育。
団塊生まれは、やっぱり女性の生き方の中で、結婚は当たり前とされていたかと思う。
それでいて、アメリカ留学帰りの先生からウーマンリブの教育を受けている。
それぞれの幸福を、それぞれ、自らの力で追及できるようになっているアメリカの話は、やっぱり、人生のエールのように聞こえた。

よく、明治の時代の教育の力や、明治生まれの親世代の立派さを耳にしてきた。
この歌から思うと、平明で、力強く、行くみちを指し示す教育だったように感じる。
ほらっ、読み書きそろばん・・って言葉もあった時代。
たぶん、その時代じだいで、間違いもあったこととは思うけれど、人としての基本がしっかり、教育の中にあったことが、わかる。

つい先日、大学関係者のかたと、ふっと、交わした言葉は、「日本は、公共ということを教えることを忘れたかもしれませんね」だった。
授業から、公民が無くなって、日本史も選択教科で・・
道徳も。
否応のない流れだったのでしょうが。
個人の生き方に言及するような教育は、今は、ないのかなあ?

コメント
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