福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

ICF

2013-11-26 06:16:30 | 日記
一人の人間をどうとらえるか。
ある程度のものさしがないと、てんでばらばらとなる。
それを、優れた分析シートにまでまとめているのが、ICF。
11分類シート、転換シート、目標シート・・と大きく3つ。
人を11のカテゴリー分けする。
マイナス要因とプラス要因に。
市民評価委員会は、それに加え3シートを作成していく。
だから、到達できた・・と、思うのは、一瞬。
毎年、答申の形で、まとめるので、やれやれ・・という到達点がある。
でも、どうも、通過地点に過ぎないもののようで、また、考え方を組み立てなおす。
そう、一人の人間の一生を、落とし込むものなので、難解複雑・・は、当然。
その人が見えた・・と思えても、さらに進むと、もっと立体的に見えてくる。
3D。

世の中のTVの開発に似ている。
事実を映し出しているようで、まだまだ・・
3Dだ、4Kだ・・と、騒がしい。
あの世界に。

ICFも、一人の人間をどうシート上に、生き生きと蘇らせるかが、要。
蘇らせられると、とにかく、老いたなんの値打ちもなさげな高齢者の存在が、輝きを増す。
輝き始めると、全くの赤の他人で、一度も会ったことなどもなく、自分との接点など何も見当たらない一人の存在が、TVドラマの登場人物のように、自分の中にある。
だから、おもしろい。
ICFを追及する面白さと、人間を追い求める面白さ。

おかげで、福祉亭のボラさんたちは、またまた、そのドロを被られる。
日常をやりくりして、福祉亭におはいりくださる。
ほんとに、すみません!!
ありがとうございます。




コメント
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