福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

カラオケ

2012-02-27 05:44:44 | 日記
あけてはいけないなあと、わかりつつ、先月のカラオケはお休み。
案の定、今月のご利用が低調。
ちょっと、ヒマづかれ。
ヒマづかれは、気疲れから。
でも、みなさんで、盛り上げてくださる、ありがたさ。
お友だちにもお誘いの声かけしてくださる。
歌えるスタッフも歌う。

まったく、こういう時に歌える持ち歌を・・と、10年思い続けて、まだ、歌えないだらしなさ。
スタッフが歌うと、盛り上がるよ。
ヘタでも、それが盛り上がるのよ!!と言われても、どうも、ねえ。
勇気が・・・
それにくらべ、誰だって、首をかしげてしまう歌姫さんは、何度も、何度も。
80歳さんも、恋の歌を、何度も、何度も。

フロントに出ると、どこか、周囲とは合わない空気の顔見知りさんと、そのお二人。
「何かさしあげますか?」と尋ねる。
いや、もう、出かけるのでとお二人のうちのひとり。
引っ越されると。
その荷物も積み終わったのに、帰ってこないのでと。
顔見知りさんのバッグにふっと、目がいく。
慶弔時のもの。
ご主人もよく、福祉亭を利用されていた。
酸素ボンベを持って。
「亡くなられたのですか?」
うなずかれる。

引越し荷物が積まれている間、所在がなくて、みえておられたことが、わかる。
早く気づいてさしあげれば、よかった。
息子さんの住むお近くに。
でも、ご一緒には、住まわれないと。
傍らで、ただ、黙っておられる。
「がんばってくださいねッ」
背中をさすらせて頂く。
うなづかれる。

引越しの時、慶弔バッグは持ちませんから、誰か彼かに、ご挨拶がしたかったのだと、わかる。
人の心の深さを、また、知る。
コメント
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