福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

中間支援

2012-02-01 06:31:37 | 日記
お話好きで、聞くことがどうもニガテ。
ご自分が話す時は、にこにこ明るい表情。
お茶を飲むことも、お菓子をめしあがることもせず、堰を切ったように話続けられる。
他のかたの話は、ほんのしばらくは、黙って聞ける。
すぐ、話の流れとは全く別の、ご自分の生い立ちからの、繰り返しの話を持ち出される。
それが適わない時は、つまらなそうに、うつむかれる。
それを見ると、ちょっと、お気の毒にも思う。
でも、ほとほと、困惑。
加齢によるものと分かってはいるけれど、周囲も音を上げる。
認知症なんじゃないの?と。
言ってみれば、短期記憶の喪失・・って、ことだけで、もの忘れの段階程度なのでしょうが。
引っ越しされて来て数年。
なんとかできたお友だちも、同じ年頃か、もっと、年上。
それぞれ持病も抱えられている。
おつきあいも苦痛になられる。
お相手も苦しい。
それでいて、当のご本人は、ちょっとした表情、なにげない一言で、傷付きやすい。

「認知症になっても安心して暮らせるまち」づくり・・・とは、いう。
もちろん、目指している。
ご病気のかた、加齢による症状のかたを理解し、できる範囲で支えることが、市民に求められている。
ご家族の苦しさを理解しましょう・・
ご本人の自立を手助けしましょう・・
「おたがいさま」の心で。

どの市民も、それぞれ、よき市民。
それぞれの努力で、サポートされている。
ご家族がなんらかの手立てを、周囲に求めるのは、あたりまえ・・
自分もいつ、そうなるか・・と。
80歳、90歳になって、みなさんに何もご迷惑をおかけしないで、生活できるかたは、そうそういない。
まだお若いご家族は、どうも、それに気づくことが、遅れ勝ち。
うちの親に限って・・・長い間に培った揺るぎない信頼がある。
でも、そうは、なかなか、いかない。

中間支援の位置にある福祉亭として、どう対処すべきか逡巡。
福祉亭の地域での立ち位置をよく認識している者が、この始末。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする