中国の大学で日本語教師を勤めた時の教え子で、現在日本の会社(名古屋)に勤めている毅君(中国読みでは「イ」、私は学生時代から「たけし君」と呼んでいる)が出張で上京、夕食を共にした。
私は彼が日本の企業に勤めるにあたり身元保証人になっているのだ。私が名古屋に行った時と彼が上京した時にはほとんど一緒に食事をしているが、今回は彼が「東京で中国人に一番人気の店」という、亀戸にある店に行った。
店構えやテーブルの席は全く東京の街中でありふれたものだ。オーダーも今様のタブレット式だが、言語は日本語か中国語を選択する。
私は中国で暮らしたと言っても地方による料理の種類は分からないが、広東料理や上海料理ではなさそうだ。毅君が言うには四川料理がメインだとのことで、料理のオーダーでは香辛料などの選択肢が幾つもある。その辺は日本で食べる「中華料理」とは異なる。日本では余り食べられない香辛料の効いた物をメインにし、2時間近く歓談しながら飲んで食べた。
その中で、最近流行りの在宅ワークが中心の名古屋では人間関係で悩むことはほとんど無いが、東京本社の人間関係は難しいことをこぼしていた。しかし、国民性を越えてちゃんと日本で仕事が通用していることに、私は教え子の優等生としてエールを送っているのである。
来月は教え子の女子が出張で東京にやって来る。中国ではコロナ禍前に青島で何回か食事をしているが、東京では7年ぶりのこととなる。
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