九州から中国、近畿地方にまたがる西日本の広範囲の地域で、数十年に一度と言う激しい大雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂崩れで多くの被害者が出ている。その死者・行方不明の数は日を追うにつれて増えている。今(8日午後7時)のテレビニュースでは死者73人、安否不明63人と字幕に出ている。テレビの映像でも新聞の写真でも目を覆いたくなる洪水や山崩れの光景だ。W杯サッカーづくめだった報道が現在は豪雨のニュースに取って代わっている。
東京で生まれ育った私の記憶の中では、洪水というのは伊勢湾台風の時だけである。昭和34年(1959年)9月、紀伊半島に上陸した大型台風により全国的な被害を出し、我が家も荒川の支流の氾濫による浸水の被害を受けた。ただ我が家はギリギリ床下浸水にとどまったが、これが床上となると天と地ほどの違いがあることをその時の経験で知っている。水が引いた後も土砂の除去や防疫の殺虫剤散布などやっかいなことがあり、傍らのテレビで今報じている地方は本当に大変なことになるだろうなと思っている次第である。
一昨日(6日)に、オーム真理教の13人の死刑囚の内7人の死刑が執行されたという。地下鉄サリン事件などオーム真理教の凶悪な犯罪の首謀者として”教祖”麻原彰晃は平成7年(1995年)に逮捕され、平成18年(2006年)に死刑が確定していた。それから12年、「とうとう」というのか「やっと」というのか処刑された。
一方、2016年9月に横浜の病院で入院患者2人が相次いで消毒薬中毒で死亡した”奇怪な事件”で、「とうとう」というか「やっと」容疑者の看護師が逮捕された。奇怪な事件ではあるが、犯人は院内の人物しか考えにくいシチュエーションの中で、どうして犯人特定にそんなに時間がかかったのであろうか? 「逮捕」と言っても「殺人罪」が決まったわけではない。どんな事実が見えてくるのであろうか。
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