昭和天皇の弟君であられる三笠宮殿下が亡くなられた。享年100歳の長命であられた。新聞やテレビなどの追悼報道によれば、戦時支那派遣軍の参謀として前線の南京に赴かれた時、軍紀の乱れや軍人の暴虐ぶりを目の当たりにして「これは(昭和天皇を御旗とする)聖戦とは違う」ことを知り、以後皇族としては異例の言動をとられたようだ。終戦後は庶民派・学者として活躍される一方、歴史観に基づいて天皇制などに言及されて来られた稀有な生涯だと評されるお方であった。(合掌)
新聞の科学欄の「ウソはつくほど慣れる」という小さな見出しに目が行って読んでみた。不正直な行動を繰り返すうちにその度合いが次第に大きくなることを、ロンドン大学の研究チームが脳科学的に調べたというのである。臭いをかぎ続けると慣れてきて感じなくなるのと同じような仕組みによるものだそうだが、我々が小さい時によく言われた「嘘つきは泥棒の始まり」が科学的に立証されたことになる。ウソや不正は小さな芽のうちに摘み取らないと感覚がマヒして大きな犯罪を犯すことに結びつくことを改めて心すべきことと思う。
今日はひどく寒い日だ。今年は夏も不安定な陽気だったし、この秋も晴れが続いたこともあったが概して不順な天候である。昼からは小学校の見守り当番だったので冬支度にて出かけたが、それでも外に立っていると凍えるようで帰りが待ち遠しい思いをした。体を温めようとスクワットをしていたら、それを見かけた児童から「何をしているんですか?」と声を掛けられた。また、登校時に雨が降っていなかったため傘を持たない児童が多く見受けられ、雨を突いて下校する姿が痛々しかった。