フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

【投稿漏れ記事の再投稿#25】中国の「白紙デモ」-意外な国内の認知度と聞きしに勝る「ゼロコロナ」(2022.11.30)

2024-04-12 09:51:47 | 日記

中国の「ゼロコロナ政策」に対する抗議活動が報じられている。

ロックダウンと称される都市封鎖。それに基づいて住居区内での蟄居生活を強いられ、実質監禁と変わらない扱いをされて自由を奪われている人民。仕事にも行けずに収入がダウンし、貯金も目減り。もうこんな「ゼロコロナ」は真っ平だ、早くやめてくれ・・・という悲痛な声だ・・・と、こんな話をしてくれた中国人がいる。
私が約10年前に中国で日本語を教えた元学生で、現在日本で仕事をしている男だ。日本に住んでみて初めて自由な世界を知り、人民が圧迫されている母国に気付いた。「やっぱりおかしい」と母国の抗議行動に同調している。

そこで私は日頃日本のLINEに当たる「WeChat」というアプリでトークをしている中国在住の教え子にも尋ねてみた。全員女子で今や一家の主婦になっている10人ほどであるが、日本で報じられているような抗議行動についてほとんど情報が伝わっていない感じだ。確かに窮屈な日常生活だが、身近にそういう動きはないという認識だった。
まあ我々も日本のメディアからの情報だけで中国全土ではどうなのかまでは分かっていないが、中国内では報道統制で知らされていないという感じは受けた。

国家主席の任期2期の原則を破って力ずくで3期目に就任した習近平主席にとっては「ゼロコロナ」は必死の課題である。「コロナウィルスの感染原は中国の武漢」と特定されて自分の名誉が棄損されたため、中国国内では何が何でもコロナ感染を封じ込めてやると躍起になっている姿が見て取れるが、それが高じて世界の先頭を走っていた経済成長に陰りが生じて来た。
上記女性群の話の中に「週に3回、無償でPCR検査を受ける」というのがあった。凄いゼロコロナ作戦である。

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