一昨日(3日)、テレビで繰り返し流された静岡県熱海市での土石流災害の光景は驚愕の一言に尽きる。メディアの取材による映像ではなく一般人の提供によるもののようだが、まるで映画の特撮でも見るかのようであった。これまで見て来た、事後に取材した報道写真とはけた違いの迫力と凄まじさである。
熱海のサ高住(医療サービス付き高齢者住宅)で余生を送っている高校のクラスメイトの住まいは市街を取り囲む急斜面に建つ高級マンション。梅雨の大雨で似たような土砂崩れの危険はないのか心配になって電話をしたところ、「全くよその地の出来事みたい。マンション住民の間で話題にもならないくらいだよ」との返事であった。同じ熱海市内でも地形や土質が異なるようだ。
彼が熱海に転居してから何回か招かれ、仲良かった仲間数人で訪ねたことがある。コロナ禍でこの2年実現できないが、彼の部屋のバルコニーから眼下に見る熱海市恒例の花火が懐かしい。
昨日は東京都議選があり、いつものように投票立会人を務めた。もう6年くらいになろうか、公職選挙の際には選挙管理委員会から要請がある。朝7時から夜8時までの13時間、投票所の立会人席にジ~ッと座って、適正な選挙管理がなされているかを見守る。立会人は3人選出されているので適宜1人が休憩を取れるが、まずは尻が痛くなるし昼食後は眠気が襲うも、とにかくジ~ッと見守るのである。それと投票終了後に投票箱を開票場へ届けるのを見届ける任務もある(こちらは1人が投票箱に随伴すればよい)。
それはともかく、昨日は有権者の出足が朝の始まりから鈍かった。選管から毎1時間ごとの投票者数が報告されるが、私は過去5回分の選挙の時間ごとの投票者数の記録を残しており、それと見比べて全時間帯で投票者数が低かった。
今日の新聞では、当投票区のデータまでは載っていないが東京都全体で51%台→42%台へ前回都議選に比して2割くらい投票率が下がっていた。それを実感する投票所の様子であった。
因みに、帰宅してすぐテレビには私の支援する候補者(現役)の当確が映し出された。