日本ハム・ファイターズが昨日パリーグの優勝を決めた。それも、私が常日頃言っている日本のプロ野球で唯一関心があり応援している大谷翔平選手がこの日はピッチャーとして登板、1安打15奪三振で西武を完封してキッチリ優勝を決めたのだ。投打の二刀流をこなす中、今シーズンは打者としての成績が目立つ。特に手のマメを潰して投げられず打者に専念した期間があったが、打線の中軸を打ち一流の打者としての成績を残した。投手としてもプロ野球最速の164キロを記録したり、先発ピッチャーで一番バッターに入り先頭打者ホームランを打つなど、とにかくケタの外れた男である。
それにしてもシーズン前のパリーグの優勝はソフトバンクが断然優位の評価であった。そしてシーズン半ばまでぶっちぎりの首位を走っていた。この時誰が日ハムの優勝を予想したであろうか。
一方のセリーグ。こちらはシーズン前に広島の優勝を予想した解説者はゼロだったのではないだろうか。それが中盤からはトップを独走して他を全く寄せつけずに優勝した。勝負は下駄を履くまで分からないとはよく言うが、ペナントの行方を占った解説者たちの弁を聞きたいものだ。
[中国旅行余話] ③食事と我が体重
これまで「中国旅行あとがき」としていたのを以後は「余話」に改めたい。
中国旅行に発つ前の健康診断で医師から「酒をセーブしろ。カロリーを抑えろ」と言われ、3ケ月後に再検査をすることとされた。中国を旅行し、連日教え子らと食事をするとなれば当然食べ過ぎ、飲み過ぎと相成る。中国で食べたいものはキリなくあるし、各地でもてなしを受けるので医師の忠告はこの際目をつぶらざるを得ない。
ところで日本でも中華料理とか中国料理の店が星の数ほどあるが、私も中国で生活をしたのでそういう店のメニューを想い浮かべることは全くない。「何が食べたいですか?」と聞かれ、原則として現地のお勧めに従うが沿海地方(烟台市と青島市)では真っ先に海鮮料理(中国語もそのまま)を挙げた。日本の生簀料理に似ているが、まず魚介類を選んで1斤(500g)幾らで買い、それぞれの料理の仕方を注文する。大体煮る、焼く、蒸す、茹でるのシンプルな料理で食べる。例えばクルマエビやシャコなら塩茹でにし、アワビ、ウニ(殻付き)なら蒸す。トコブシやハマグリは海草その他との合わせ煮、カレイは姿煮にした。(因みにこれらは2回の食事分) これに冷えた青島ビール。私の至福の時となる。
だが、朝や昼一人で食事の時はレストランみたいな所で食事をする言葉の自信がないこともあるが、お腹にやさしい簡便な食事にした。イートイン式のベーカリーやマクドナルド、屋台の軽食など。前に書いたが現地業者の回転ずしにも入った。
そのお陰かどうか帰国後の体重を計ったら出発前より1キロちょっと増えただけで、それも1週間ほどで元に戻った。2~3キロは覚悟していただけに正直ほっとしたのである。