立春を迎えた途端に東京でも雪が積り、さらに厳しい冷え込みが続いている。
昨日の新聞に取り上げたい記事が幾つか載っていたが、時間がなくて書くのが今日になってしまった。
経済面を開くと『トヨタ 営業益2.4兆円 3月期予想 円安で最高更新』 『シャープ、復調鮮明 液晶パネル貢献』 『パナソニック、最高益 3年ぶり黒字』 『日立の営業益 最高を更新へ』・・・などと、アベノミクスの効果なのか大企業の好業績の見出しが躍っている。またそれらの企業を中心とする労組は5年ぶりに春闘でのベースアップ要求をすると伝えられている。 金融緩和や円安など安倍首相が主導する大企業先導の経済復興策が功を奏したようだし、株価も上昇を続けて来た。
ところが、一面ではこれに水を差す動きが報じられている。トップの見出しに曰く『同時株安 日本突出 アベノミクス期待反転』と。アメリカの金融緩和の縮小で巨額の投資マネーを動かすファンドなどが株を売って資金を回収し始めたため、世界的な株安、途上国の金融不安を引き起こしていると言い、中でも株価の下落は日本が突出していると言うのだ。
以前から経済音痴を自認する私だが、なぜ一部の投資家によって世界経済がこうも振り回されるのか分からない。人類が生み出した最高の便利な道具である通貨により、人間がそれに縛られ振り回されている姿は滑稽でならない。SF映画の中で、人間が生み出したロボットによって人間が奴隷のようにこき使われる姿を連想する。
話題変わって読者投稿の川柳のコーナーに【ごもっとも 「ふ」を「と」にすれば 金になる】というのが入選していた。橋下大阪市長が政治生命を賭ける大阪府の大阪都化構想を題材にしたもので、「府(ふ)が都(と)になる」ことを、将棋の駒の「歩(ふ)」が「と」に成ると「金(きん)」の働きをすることになぞらえたものだ。この川柳の欄は毎日楽しみに見ていて感心することしきりであるが、この一句も実に面白い。但し、私には大阪都にすることの意義がまだよく分からない。
[キターッ! 神代植物園にもフクジュソウが]
井之頭公園でフクジュソウ(福寿草)を見つけること10日遅れで、神代植物園のフクジュソウ園にやっと現れた。私はここのフクジュソウを見つけることで”我が青春”ならぬ「私の早春」のメルクマール(指標)にしている。井の頭公園であろうと神代植物園であろうと、フクジュソウの美しさに変わりはないのだが、探し求めてここで見つけた時の感慨はまたひとしおなのである。
写真説明: ①フクジュソウ園の大半は前日の雪に覆われていた ②雪の残る所に、開花目前の蕾が顔を覗かせる ③日当たりがよいのか雪が解けて無くなっている場所で、ここだけだけだがこのように群れて咲いていた ④黄金色のこの花はたまらなく美しい ⑤マニアがかがみこむようにしてカメラを向けていた
出口で係りの人に伝えたら、「朝の内はまだ蕾が開いていなかった」とのことなので、開花ホヤホヤのフクジュソウを見たことになるのだろう。
① ② ③
④ ⑤