フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

東京五輪にまつわる話題3つ

2013-10-04 19:09:10 | 時事トピックス

   「東洋の魔女」の中村昌江さんが亡くなった。中村さんというより、河西昌江さんという方が馴染み深い。1964年の前回東京オリンピックで日本国民を熱狂させた女子バレー金メダルの立役者のあの「カサイ」さんである。”鬼の大松”と呼ばれた故大松博文監督の厳しい練習で鍛えられ「東洋の魔女」と言われた全日本のキャプテンを務めてチームをまとめ上げた姿は我々世代の脳裏に50年経った今も焼き付いている。日本中の注目を浴びた決勝戦でソ連を破った瞬間、泣き崩れる選手たちの中で「主将は涙なんか流してはいけない」と言って涙をこらえた・・・昨日の朝日新聞にはそんな逸話が載っていた。五輪の翌年に結婚後は家庭婦人のバレーボール普及に尽くした80歳の人生だったという。ご冥福をお祈りする。

   
   ベルギーのアントワープで開かれていた体操の世界選手権で、男子総合はエースの内村航平選手が前人未到の4連覇の偉業を達成し、20歳の加藤凌平選手が2位というワンツーフィニッシュで幕を閉じた。内村選手の世界での無敵ぶりは改めてすごいと思う。
   ところでこの大会では、初出場の17歳白井健三選手の超難度の新技が注目されていた。何回聞いても覚えられないし、映像を見ても分かりにくい回転やひねりが入った大技なのだが、(公認競技会で)初めて新技成功と認定されるとその選手の名前が付けられるのだという。床運動と跳馬の2種目で新技を完成した白井選手がこの大会で「シライ」という技に認定されるか注目されていたのだが、17歳という少年は檜舞台で堂々と新技をやってのけた。そして床運動で「シライ」、跳馬では韓国選手との連名での「シライ/キム」という新技が認定された。
   日本選手の新技で名高いのが塚原光男選手が1972年のミュンヘン五輪の鉄棒で見せたフィニッシュの「ムーンサルト(月面宙返り)」であろうか。この技の名前は正式には「ツカハラ」と言うのだそうだ。そのほかにも日本人選手の名前が付けられた技は幾つかあるようだが、私には前回東京五輪の時の「ヤマシタ跳び」と言うのが懐かしい。跳馬のスペシャリストであった山下(のち松田)治広選手が編み出した跳び方で、オリンピックの時にはさらにひねりを加えた「新ヤマシタ跳び」で種目優勝を果たしている。  


   私は真夏の開催になる2020年東京五輪の気候について憂えておりブログにも綴ったが、今日の朝日新聞にもそういう記事が載っていた。その見出しには「暑いぞ 東京五輪」「7月24日~8月9日 今夏は大半真夏日」「運動には過酷な環境」などとあった。私の綴ったことが書かれているが、私の懸念はこれだけではない。今夏は「予想もつかない」ゲリラ雨や「経験したことがない」豪雨や竜巻被害に見舞われたが、今年が特別の夏だったとは思えない。むしろ地球温暖化が少しでも進めば、このリスクはますます大きくなるのではないかと、というのが私の心配するところなのだ。
   しかし、もう2020年の東京開催は决定されてしまった。科学や技術の進歩でどれほどリスクを小さくできるのであろうか、私には分からない。

[今日の花]

   私が児童の安全見守りのボランティアを務める小学校のキンモクセイ金木犀:モクセイ科)が咲き出した(写真左)。ところが、それから15メートルと離れていないサルスベリ百日紅:)がまだ花盛りを保っていて、ちょっと異様。

    
          咲き始めたキンモクセイ           まだ花盛りを保っているサルスベリ


   
    こちらはご存じマリーゴールド(キク科:上左・中)とランタナ(右:クマツヅラ科)

コメント
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