次期大統領選(2012年)をプーチン首相抜きで行えば、メドベージェフ大統領が圧勝するという世論調査結果がこのほど明らかになった。クレムリンに近い世論調査機関が行ったものだが、なぜ「プーチン抜き」で調査を行ったのか、その真意を巡って様々な憶測が乱れ飛んでいる。
8日のモスコー・タイムズ紙(電子版)によると、この世論調査は先週、ロシア国内の83地域中、46地域で1600人を対象に行われた。「次の日曜日に大統領選が行われた場合、誰に投票するか」との質問に対し、メドベージェフ大統領と答えた人が過半数を越え、そのほか、ジリノフスキー自民党党首が5%、ジュガーノフ共産党委員長が4%、ショイグ非常事態相は3%だった。
問題は、なぜ次期大統領選の最有力候補であるプーチン首相を大統領候補からはずしたかだ。世論調査機関側はその理由を明らかにしていないが、ライバルの調査機関代表は「クレムリン上層部の判断だろう」と語り、政治的意図を匂わせている。
問題の調査機関はこの調査とは別に、政治家人気度調査も実施しており、その調査結果によると、トップはプーチン首相の48%、メドベージェフ大統領は2番で42%だった。人気調査では、いまもプーチン首相がトップの地位を守っていることは変わっていない。
次期大統領選の焦点は、2人のうち、どちらが立候補するのかに絞られていて、2人は選挙が近づいたら話し合って候補者を決めると語っている。今回は大統領側近が意図的に「プーチン外し」の世論調査を行い、メドベージェフ優勢の流れを作ろうとした可能性がある。
この世論調査結果は、今後の大統領選にどんな波紋を投げかけるのだろうか。いまもプーチン首相が実権を握っているのは確実で、大統領陣営に手痛いしっぺ返しがあるかも…
8日のモスコー・タイムズ紙(電子版)によると、この世論調査は先週、ロシア国内の83地域中、46地域で1600人を対象に行われた。「次の日曜日に大統領選が行われた場合、誰に投票するか」との質問に対し、メドベージェフ大統領と答えた人が過半数を越え、そのほか、ジリノフスキー自民党党首が5%、ジュガーノフ共産党委員長が4%、ショイグ非常事態相は3%だった。
問題は、なぜ次期大統領選の最有力候補であるプーチン首相を大統領候補からはずしたかだ。世論調査機関側はその理由を明らかにしていないが、ライバルの調査機関代表は「クレムリン上層部の判断だろう」と語り、政治的意図を匂わせている。
問題の調査機関はこの調査とは別に、政治家人気度調査も実施しており、その調査結果によると、トップはプーチン首相の48%、メドベージェフ大統領は2番で42%だった。人気調査では、いまもプーチン首相がトップの地位を守っていることは変わっていない。
次期大統領選の焦点は、2人のうち、どちらが立候補するのかに絞られていて、2人は選挙が近づいたら話し合って候補者を決めると語っている。今回は大統領側近が意図的に「プーチン外し」の世論調査を行い、メドベージェフ優勢の流れを作ろうとした可能性がある。
この世論調査結果は、今後の大統領選にどんな波紋を投げかけるのだろうか。いまもプーチン首相が実権を握っているのは確実で、大統領陣営に手痛いしっぺ返しがあるかも…
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