ロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏の陣営が呼びかけた4月21日の大規模抗議デモは、モスクワ市当局の規制などにより事実上、不発に終わった。一方、プーチン大統領はこの日の国会での年次報告演説で、新型コロナウイルスに打ち勝つため、全力をあげるよう関係当局に指示した。
ロシアの主要紙コメルサント電子版によると、ナワリヌイ氏の陣営が呼びかけた首都モスクワでの抗議集会は、モスクワ市当局がマネジ広場の集会を許可せず、周辺での抗議デモに止まった。このため、参加者はラジオ「エホ・モスクワ」(モスクワの声)によると約1万5千人、ロシア内務省によると約6千人に止まった。モスクワのデモ隊の逮捕者も23人だった。
ナワリヌイ氏の陣営によると、本人は現在、モスクワ東方のウラジーミル州の刑務所にある結核病棟の独房に収容され、ブドウ糖の点滴を受けているという。ナワリヌイ氏は15キロも痩せたとされ、インスタグラムで「骸骨がよろけながら歩いている。ご飯を食べない子供を脅かすことができる」と説明している。
プーチン大統領はこの日、国会で年次報告演説を行い、新年度の施政方針を明らかにした。この中で、ロシア人の健康と国家の人口構成から見て危機的状況に直面していると指摘。人口の安定的な成長を維持するためには、2030年までに平均寿命を78歳にアップしないといけないとし、コロナウイルスなどの主な死因と闘う必要があると訴えた。
ナワリヌイ氏陣営は、本人の健康状態が危機的状態にあるとして21日に最大級の抗議デモを呼びかけたが、政権側の強権発動もあり、不発に終わった。このため、5月のメーデーなどを目標に陣営を立て直し、さらなる攻勢を続ける方針と見られる。(この項終わり)
ロシアの主要紙コメルサント電子版によると、ナワリヌイ氏の陣営が呼びかけた首都モスクワでの抗議集会は、モスクワ市当局がマネジ広場の集会を許可せず、周辺での抗議デモに止まった。このため、参加者はラジオ「エホ・モスクワ」(モスクワの声)によると約1万5千人、ロシア内務省によると約6千人に止まった。モスクワのデモ隊の逮捕者も23人だった。
ナワリヌイ氏の陣営によると、本人は現在、モスクワ東方のウラジーミル州の刑務所にある結核病棟の独房に収容され、ブドウ糖の点滴を受けているという。ナワリヌイ氏は15キロも痩せたとされ、インスタグラムで「骸骨がよろけながら歩いている。ご飯を食べない子供を脅かすことができる」と説明している。
プーチン大統領はこの日、国会で年次報告演説を行い、新年度の施政方針を明らかにした。この中で、ロシア人の健康と国家の人口構成から見て危機的状況に直面していると指摘。人口の安定的な成長を維持するためには、2030年までに平均寿命を78歳にアップしないといけないとし、コロナウイルスなどの主な死因と闘う必要があると訴えた。
ナワリヌイ氏陣営は、本人の健康状態が危機的状態にあるとして21日に最大級の抗議デモを呼びかけたが、政権側の強権発動もあり、不発に終わった。このため、5月のメーデーなどを目標に陣営を立て直し、さらなる攻勢を続ける方針と見られる。(この項終わり)
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