飯島一孝ブログ「ゆうらしあ!」

ロシアを中心に旧ソ連・東欧に関するニュースや時事ネタを分かりやすく解説します。国際ニュースは意外と面白い!

ロシア紙、五輪フィギュア・川口ペアのV逸を大きく掲載!

2010年02月17日 10時26分58秒 | Weblog
 「金メダル時代の終わり」「露スケーター、1964年以来の金逃す」
 ロシアの新聞は17日、バンクーバー冬季五輪でロシアがフィギュアスケート・ペアの13連覇を逃したことを大々的に報じた。

 ペアには日本出身の川口悠子選手とスミルノフ選手が出場、ショートプログラムでは3位だったが、フリーで順位を下げて4位に終わった。この種目は1964年以来、ロシアが金メダルを取り続けてきた“お家芸”だけに「金メダルを取れなかったのはほぼ半世紀ぶり。しかも今回は銅メダルも取れなかった」と、お堅い経済紙コメルサントですら、ストレートに悔しさをぶつけていた。

 ロシアは16日現在、メダル獲得は銅メダル1つだけ。この日はフィギュア・ペアでの金メダル獲得を当てにしていただけに、無念さが強く出たようだ。とはいえ、ロシア各紙とも、川口選手がロシア国籍を取得してがんばっていることを好意的に伝えており、日露友好に貢献していることは間違いない。

 ただ、ロシアで初めて開かれる2014年のソチ冬季五輪に川口、スミルノフ両選手とも出場するのかという報道陣の質問には微妙に答えが分かれた。英字紙モスコー・タイムスによると、スミルノフ選手は「もちろん」と答えたが、川口選手は「わからない」と答えたという。私個人としては川口・スミルノフ両選手がソチ冬季五輪にそろって出場し、ロシアのお家芸復活を果たすことを祈りたい気持ちだ。

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