グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

本当の「土産」とは?

2013年08月09日 | 日記
昨日の日経新聞に「自然にかえるパッケージ」という記事があった。
藁や葉、木で食材を包むことがいま減りつつあるがその機能性や心遣いは素晴らしいというのが結論だがその例の一つとしてわが故郷・岐阜の郷土菓子「みょうがぼち」が写真とともに紹介されていた。
「みょうがぼち」とは(笹に似た)みょうがの葉でソラマメあん入りの餅を包んだ素朴な夏場のおやつなのだが子供時代になじんだものだっただけに本当に懐かしかった。
と同時に今は亡き母が宅配便にこのみょうがぼちを忍ばせてくれていたことを思い出した。
言うまでもないことだがこの餅はみょうがの葉の殺菌効果に頼るだけで防腐剤などは使っていないうえに零細規模の菓子店で細々と作っているに過ぎない。
当然全国流通ルートには乗らず遠隔地では入手困難だがこういうものこそまさに本当の「土産」というべきだろうと思う。
いつの間にか我が国の経済は大量生産・大量消費が主流になってしまったが本当の「土産」がいつまでも残っていて欲しいと思うのは私だけではないだろう。